虎に翼第72話最高裁山本長官(矢島健一)の言葉にも「はて?」と反論する寅子(伊藤沙莉)に突然の異動?

虎に翼

アメリカの視察から帰ってきた寅子(伊藤 沙莉)の仕事はますます忙しくなりました。

そんな時、昔からの知り合いの竹中記者(高橋努)が寅子(伊藤 沙莉)の密着取材を行いたいと猪爪家にやってきます。

次々に寅子(伊藤 沙莉)に感謝の意を述べる猪爪家の人々。

みんなの発言を聞いて嬉しくなって浮かれている寅子は、みんなが寅子が喜ぶ話をしていることに気が付きません。

昔の寅子を知っている竹中ならこの違和感に気付かない訳がない。。。

虎に翼第72話最高裁山本長官(矢島健一)の言葉にも「はて?」と反論する寅子(伊藤沙莉)に突然の異動?~前回までのあらすじ・ネタバレ~

昭和26年。視察のためにアメリカに行っていた寅子(伊藤沙莉)が帰国しました。

刺激を受けてますます張り切る寅子に、新しい時代の女性の代表として密着取材をさせて欲しいという雑誌の依頼が舞い込みます。

取材を申し込んだのは竹中(高橋努)。

家族への取材に笑顔で対応する花江(森田望智)、ですが猪爪家の面々の様子はなんだか普通ではない。。。

第72話最高裁山本長官(矢島健一)の言葉にも「はて?」と反論する寅子(伊藤沙莉)に突然の異動?~女性裁判官にふさわしい場所~

寅子(伊藤 沙莉)は山本最高裁所長官(矢島 健一)、多岐川とともにラジオ番組に出演しています。

まもなく3年目を迎える家庭裁判所、山本長官は多岐川(滝藤賢一)を家庭裁判所の父、寅子を家庭裁判所の母と呼びます。

「私なんか恐れ多いです」と話す寅子(伊藤 沙莉)密着取材中の竹中(高橋努)は浮かない表情で寅子たちの話を聞いています。

長官(矢島 健一)は話します。

家庭裁判所は特殊な場所だから女性である佐田さんが輝ける、女性本来の特性を発揮できる女性裁判官にふさわしい場所
NHK好き主婦(三村和子)
NHK好き主婦(三村和子)

このフレーズをトラちゃんが聞き逃すはずないよね~

「はて?」寅子(伊藤 沙莉)はつい言葉を口にします。

NHK好き主婦(笹木たえ)
NHK好き主婦(笹木たえ)

トラちゃん、相手が長官であっても意見する姿、さすがだわ~

家庭裁判所の裁判官の適正は個々の特性で決められるべきで男女は関係ないのでないでしょうか

 

NHK好き男性(藤村茂)
NHK好き男性(藤村茂)

おっと~つまらなそうにしていた竹中が立ち上がったよ~

寅子(伊藤 沙莉)は話を続けます。「今家裁で働く男性裁判官への配慮が欠けており、家裁は女の場所という思考はいずれ間違った偏見を産むことになる」と長官(矢島 健一)に意見します。

何とも言えない顔して寅子(伊藤 沙莉)を見ている山本長官(矢島 健一)

大丈夫かなトラちゃん。。

いくら何でも相手は長官だし。。。

私は真の女性の社会進出とは女性用の特別枠があてがわれることではなく、男女平等に同じ機会を与えられることだと思う、裁判所から変えていきたい

うわ~言っちゃった!

長官(矢島 健一)は寅子の話を「さすが、素晴らしい意見だ」と賞賛し、ラジオ放送は穏やかに終わりました。

梅本
梅本

久しぶりの寅子の「はて?」にライアンや竹中も興味深々でしたね。はて?の相手が最高裁長官でどうなることかと思いヒヤヒヤしたけれど、長官が認めたことで一件落着で落ち着きました。話が丸く治まったのは長官が出来た人だからなのか、それとも寅子に実績が付いたからかなのでしょうか

第72話最高裁山本長官(矢島健一)の言葉にも「はて?」と反論する寅子(伊藤沙莉)に突然の異動?~花江、ラジオを消す~

ご飯を食べながら寅子(伊藤 沙莉)のラジオを聴いていた花江(森田望智)

『真の女性の社会進出とは女性用の特別枠があてがわれることではなく、男女平等に同じ機会を与えられることだと思う』と話す寅子の言葉を最後まで聞かずラジオを消してしまいます。

なんだか花江ちゃん、呆れているような表情にみえるなぁ

花江(森田望智)も子どもたちの前では寅子の事を敬い慕うように言い聞かせてきました。

もちろん直言が身体を壊し働けなくなった時から経済的に一家を支える寅子に感謝し、寅子を助けていけるよう気遣っていたのは事実です。

初めの頃は本当に大変だから自分がやれることをやって寅子の助けになればいいと花江自身も思っていたはずです。

ですが毎日繰り返していくうちに気遣うことが当たり前になってしまいました。

ラジオで理想を語る寅子(伊藤 沙莉)はなんだか薄っぺらくそして図々しいのでしょう。

初めてラジオに出演した時は花江(森田望智)も誇らしかったのに。

花江(森田望智)は寅子(伊藤 沙莉)の事、嫌いになってしまったのでしょうか。

第72話最高裁山本長官(矢島健一)の言葉にも「はて?」と反論する寅子(伊藤沙莉)に突然の異動?~離婚したくない妻:福田瞳(美山加恋)~

「佐田寅子!あなたが担当の裁判官なの?」

部屋に入るなりいきなりそう言われた寅子(伊藤 沙莉)、女性は興奮気味に「私運がいいわ!」と喜びます。

女性の名前は福田瞳(美山加恋)、不貞行為を理由に離婚の訴えを受けています。

不貞をし裏切ったのだから離婚すると言う夫に妻:瞳(美山加恋)は謝り絶対に離婚はしたくないと主張します。

寅子(伊藤 沙莉)は瞳(美山加恋)に不貞をした理由を尋ねますが「あなたも女ならわかるでしょ?どうしようもなく寂しい時があるって」と言い、一度の浮気くらい許してくれたっていいじゃない、男らしくないと夫に詰め寄ります。

理由によっては不貞も仕方ないと考慮してくれるって事なの?

トラちゃん、話しにくいことスルっと聞けるんだね。仕事だからもう慣れちゃったのかなぁ

「なんか言ってやってよ、佐田さん」と言う瞳に寅子は静かに話します。

不貞行為に男らしいも女らしいもありません。配偶者に不貞の行為があった時、離婚の訴えができると民法770条に定められています。性別は関係ありませんよ

あなた、女の味方なんじゃないの?」興奮した瞳は叫びます。

「助けてよ!困ってるんだってば!!」

寅子たちは夫と妻、別々に話を聞くことにしました。

もう少し相手の気持ちに寄り添ってみてはいかがでしょうか?
涙をぬぐう手を止め、瞳はつぶやきます。
なによ、偉そうに
「ちょっと有名だからって何様よ」
瞳は寅子を睨みつけ部屋を飛び出してしまいました。
梅本
梅本

確かに困っている女性は佐田寅子さんを訪ねてと茨田りつ子さんは言ってくれました。ラジオや雑誌にも寅子のことが取り上げられたりもしました。寅子は変わっていないつもりで困っている人の味方でいたいと考えているはずなのに、どこか感覚にズレが生じているのでしょうか。相手の気持ちに寄り添う 言葉は簡単ですがそれを行動に表すのはとても難しいことです。。

第72話最高裁山本長官(矢島健一)の言葉にも「はて?」と反論する寅子(伊藤沙莉)に突然の異動?~新潟地家裁三条支部勤務を命ずる~

憤慨した多岐川(滝藤賢一)が寅子(伊藤 沙莉)に「ついてこい」と言い家庭局を後にします。

訳も分からずついてきた先は最高裁判所です。

桂場(松山 ケンイチ)の姿を追いかけ多岐川(滝藤賢一)が入ってきたのは最高裁長官の部屋でした。

「山本長官、これは先日の当てつけでしょうか?」
佐田君を判事に任命し新潟地家裁三条支部勤務を命ずる、これはどういうことなのでしょうか?
「先日のラジオでの彼女の口の利き方が問題だったのでしょうか?」
NHK好き男性(田中正吉)
NHK好き男性(田中正吉)

ええっ?異動?それも新潟?

NHK好き主婦(笹木たえ)
NHK好き主婦(笹木たえ)

やっぱり長官の言葉にたてついたような発言だったからね~怒りを買っちゃったのかも

怒りが収まらない多岐川(滝藤賢一)は長官(矢島 健一)に食い下がりますが桂場(松山 ケンイチ)は多岐川を制し、人事を決めたのは人事局長の自分だと告げます。

多岐川(滝藤賢一)は「家庭局も家裁も問題は山積みだ!彼女がいなくなるのは大きな損失だ!」と怒り散らかして帰っていきました。

梅本
梅本

多岐川の気持ちはよくわかります。やっと軌道に乗り始めた家裁、だから寅子とみんなで力を合わせてより良いものにしていきたかった、そういうビジョンが見えていたはず。でも職員一人が欠けただけで大騒ぎになるような仕事のさせ方にも問題はあるという桂場の意見にもうなずけます。

第72話最高裁山本長官(矢島健一)の言葉にも「はて?」と反論する寅子(伊藤沙莉)に突然の異動?~グッときた名シーン~

寅子と花江のわだかまりが爆発するシーンはものすごい迫力でした。

家に帰ってきた寅子は直明(三山凌輝)と花江に新潟転勤の話をします。

「判事補から判事への昇進ではあるんだけどね」と話す寅子に興味なさげに「そう」と言う花江。

お仕事だもん、仕方ないんでしょ?引っ越しの準備もしなくちゃと花江は言いますが、寅子は新潟へは優未と2人で行こうと思うと言います。

直明は言葉を選びつつそれには賛成できない。優未が1人になることも多いだろうし寂しい思いさせちゃうんじゃない?」と言います。

「優未は私の子どもだもの、置いてく訳にはいかない」と反論する寅子に花江は小さな声で「トラちゃんは何にも見えてない、何にもわかってない」と呟きます。

直明ちゃんの言った通り。優未は置いていって。私が責任もって面倒見ますからトラちゃんはどうぞ新潟でお仕事に専念なさって頂戴」
花江の様子に驚きながらも言いたいことは言ってと話す寅子、ですが花江の怒りはついに爆発してしまいます。
言ったって仕方がないでしょ?そう思わせてきたのはトラちゃんよ。この家の主はトラちゃんなんだから
NHK好き主婦(鈴村春子)
NHK好き主婦(鈴村春子)

カチ~ン、花江の言い方にトラちゃんも怒り爆発?

こっちは家族のために毎日休まず働いているのに!」という寅子に花江は「そういう態度よ!」と叫びます。
そんな風に家族に目を向けられないくらい頑張ってなんて頼んでない!

優未はあなたに甘えたくても必死に我慢していい子を頑張ってる、喜んでもらおうといい子なふりをしてる。トラちゃんが見てるのは本当の優未じゃないの。そう言って我慢しきれずに泣き出す花江。

寅子にとって想像すらできなかった花江の言葉。

花江もこのままではいけない、優未がこのままでいたら大変なことになるとわかっていながら寅子に言い出せなかった。

花江の必死の思いと溢れ出る感情に心つかまれるシーンでした。

第72話最高裁山本長官(矢島健一)の言葉にも「はて?」と反論する寅子(伊藤沙莉)に突然の異動?~次回予想~

突然言い渡された新潟への転勤。

寅子は子どもたちの学校の事も考え、新潟には自分と優未の2人で行くと直明(三山凌輝)と花江に告げます。

言葉を選びながら必死に寅子に反対する直明。

ついに花江の感情は爆発してしまいました。

「トラちゃんは何も見えてない、何もわかってない。優未は必死にいい子を頑張ってる!」

どういう事?

みんなはわかっているのに母親である私が何もわかっていないって何?

寅子は言葉を失います。

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