ずっと浮かない表情の玉(羽瀬川なぎ)のことが気になっていた寅子。
空襲でケガを負い車椅子生活をしている玉の手を取って本当の気持ちを聞き出します。
「お嬢様を自由にしてさしあげたい」
自分と一緒にいては涼子様(桜井ユキ)は思うように生きられないのでは。
涼子様の幸せを願う玉(羽瀬川なぎ)、ですが玉自身も幸せにならなくてはいけません
- 虎に翼第83話美佐江(片岡凛)が寅子(伊藤沙莉)につけた赤いブレスレット!先生は私の特別?~前回までのあらすじ・ネタバレ~
- 虎に翼第83話美佐江(片岡凛)が寅子(伊藤沙莉)につけた赤いブレスレット!先生は私の特別?~桜川家の血を絶やさぬように~
- 虎に翼第83話美佐江(片岡凛)が寅子(伊藤沙莉)につけた赤いブレスレット!先生は私の特別?~涼子様を解放してあげたい~
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- 虎に翼第83話美佐江(片岡凛)が寅子(伊藤沙莉)につけた赤いブレスレット!先生は私の特別?~赤いブレスレットの意味とは~
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虎に翼第83話美佐江(片岡凛)が寅子(伊藤沙莉)につけた赤いブレスレット!先生は私の特別?~前回までのあらすじ・ネタバレ~
寅子(伊藤沙莉)は「学校に友達はいない」という優未(竹澤咲子)の言葉が気になり心配するのですが何もできません。
出勤すると、深田(遠山俊也)をマージャンにしつこく誘う杉田(高橋克実)に出くわします。
自分が麻雀大会に参加すると言いだす寅子(伊藤沙莉)ですが、全く歓迎されません。
新潟地裁では市内で頻発するひったくり事件の裁判を寅子が担当することになりました。
虎に翼第83話美佐江(片岡凛)が寅子(伊藤沙莉)につけた赤いブレスレット!先生は私の特別?~桜川家の血を絶やさぬように~
昭和17年、涼子(桜井ユキ)様の母の容態はあまりよくありません。
「婿殿がダメならこの際誰との子でも構いません。決して桜川の血を途絶えさせてはなりませんよ」と言う母に「はい」と答えるのが精一杯の涼子様(桜井ユキ)です。
空襲で岸田さんや多くの方が亡くなり、玉は腰を痛め足が動かなくなってしまいました。敗戦後、華族制度が廃止され、華族の特権はなくなりこの家は終わると言った涼子様。あんなに優秀で英語も堪能な涼子さまが必死で守った桜川家っていったい何だったんでしょう。
玉はいろんなことを思い出し、涙を流しながら寅子(伊藤沙莉)に話をします。
婿をもらい桜川家を守ることを選んだ涼子様(桜井ユキ)。
酒に溺れ身体を精神を壊した母をほおっておけない優しい人。
家を捨てて自由を選んだ父親のようには生きられなかった人。
時代に翻弄されてしまった華族制度はあっけなく終わりを迎えました。
虎に翼第83話美佐江(片岡凛)が寅子(伊藤沙莉)につけた赤いブレスレット!先生は私の特別?~涼子様を解放してあげたい~
昭和23年、桜川家は莫大な借金を背負い屋敷を売りました。
別荘を売って残ったお金で涼子様(桜井ユキ)はこの店を購入し「ここで第2の人生を始める」と玉に話します。
玉は寅子(伊藤沙莉)に身体障害者手帳を見せて、更生指導所に入れるように力を貸してほしいと言います。
玉ちゃん、ずっと悩んでいたのね。。
涼子さまにとって玉は単なるお付きの者という存在ではなく、友人のような妹のような存在だったのでしょう。
いつも見守ってくれる心強さや何も言わなくても自分の気持ちを一番理解してくれる、そんな玉の存在は涼子さまにとっても生きる証になっていると思うのですが、玉はどうしても自分の身体の事が負い目に感じてしまうのです。
虎に翼第83話美佐江(片岡凛)が寅子(伊藤沙莉)につけた赤いブレスレット!先生は私の特別?~キレイなブレスレット~
森口さんが娘の美佐江(片岡凜)さんを連れて三条支部にやってきました。
えっ?特別って。。。どういう事?
真っ赤なビーズを通したブレスレット、なんだか意味深だよね。
航一(岡田将生)から寅子(伊藤沙莉)のところに電話が入ります。
虎に翼第83話美佐江(片岡凛)が寅子(伊藤沙莉)につけた赤いブレスレット!先生は私の特別?~赤いブレスレットの意味とは~
傷害事件の証人尋問が始まります。
「元木君、あなたは仲間と共謀して事件を繰り返す、窃盗の常習犯であった」
仲間なんていないという元木に最近自首してきた子たちは仲間だろう?と聞きますが何も答えません。
水上さんに盗んだものをなかなか返さなかったのも「どうせ悪いことをして手に入れたものだから盗られたって自業自得でしょ」と悪びれます。
腕を組んだ寅子の左手首には美佐江(片岡凜)がつけてくれた赤いブレスレットが光ります。
元木の目が寅子(伊藤沙莉)のブレスレットを見つけました。
えっ?なんか笑った?
元木の口から出てきた言葉はどこかで聞いたことのある言葉です。
「あぁそうか、自首してきた奴らは俺に手柄を横取りされたくなかったのか」と呟き、元木は左手首に巻かれた赤いブレスレットを寅子に見せました。まるで寅子にガッツポーズを見せるように。寅子の目がブレスレットに釘付けになります。えっ?どういうこと?元木と美佐江には何かつながりがあるの?
自首してきた子たちも同じブレスレットを付けていました。
美佐江(片岡凜)がくれた赤い腕飾りには何か関連があるのかもしれないと寅子(伊藤沙莉)は航一(岡田将生)に話します。
しかし入倉 始(岡部 ひろき)は「考えすぎと言うか、そもそもその子が関係してるかどうでもよくないですか?」と全く関心持ちません。
結局新しい証拠は見つからず、水上には懲役3年の刑が言い渡されました。
後日、美佐江(片岡凜)が寅子(伊藤沙莉)のところを訪ねてきました。
志望大学について相談したいと言う美佐江、本当は何をしに来たのか寅子は探ります。
美佐江(片岡凜)は机に上に置いてあったブレスレットを掴み「嬉しいです。持っていてくれて」と言います。
特別な人にだけです。と答える美佐江。寅子に人数を尋ねられ「嫉妬ですか?」と聞き返します。
寅子の言葉をさえぎるように突然カバンを捨て、両手でブレスレエットを引きちぎる美佐江。
引きちぎられたビーズが部屋中に飛び散ります。
立ちすくむ寅子(伊藤沙莉)、美佐江(片岡凜)は寅子に笑顔を見せ「用事を思い出したので帰ります」と出ていってしまいました
なんだかスゴイショック!美佐江っていったい何者なの?
なんだかめっちゃコワイ、影のボスは美佐江なの?
虎に翼第83話美佐江(片岡凛)が寅子(伊藤沙莉)につけた赤いブレスレット!先生は私の特別?~グッときた名シーン~
憲法第14条によって華族制度は廃止となりました。
高等試験直前に家を守るために結婚をすると言い出した涼子様。
病気の母親と家を出ていった父親、残された一人娘の涼子様はいずれこうなる運命だと知りながらも大好きな法律を勉強し高等試験合格を夢見て一生懸命勉学に励んでいました。
桜川家には多くの使用人がいてその人たちの生活や人生も背負っている、そう考える涼子様にとってはいつかはこうなると思っていたことでしょう。
家に入り婿養子を取り、桜川家が安泰となる道を選んだ涼子様にとって華族制度の崩壊は思ってもないことであったでしょう。
家を守ることが何をするにも第一優先だったのに、その根本がなくなってしまうのです。
玉は寅子に順を追ってわかりやすく話してくれましたが、おそらくとんでもないほどの苦労や苦悩があったと思われます。
『全ての国民が平等となるためには致し方のないこと』と理解し受け入れてきた涼子様にとって、自分が足かせになっているのではないかと思い悩む玉の告白が一番考えさせられたシーンでした。
虎に翼第83話美佐江(片岡凛)が寅子(伊藤沙莉)につけた赤いブレスレット!先生は私の特別?~知恵と教養:華族制度の崩壊と財産税法~
憲法第14条第1項
「すべて国民は、法の下に平等であって、人種、信条、性別、社会的身分又は門地により、政治的、経済的又は社会的関係において、差別されない」
第2項「華族その他の貴族の制度は、これを認めない」
全ての国民が平等であると謳ったこの憲法により華族はなくなりました。
これまで様々な特権があり、優遇措置を受けてきたことが排除されました。
そしてGHQの指導によって日本政府は「財産税法」が施行しました。
財産税は10万円以上が対象となる超過累進課税方式でした。
10~11万円以下で25%、15~17万円以下で50%、100~150万円以下で70%というように財産が多くなるに比例して税率が上がっていきます。
最高税率は90%!1,500万円超の場合は税率90%だったそうです。
結果裕福な華族ほど納める税が重くなり、金銭的に苦しい状況に追い込まれることになっていったのです。
虎に翼第83話美佐江(片岡凛)が寅子(伊藤沙莉)につけた赤いブレスレット!先生は私の特別?~次回予想~
美佐江が寅子の手首につけた赤いブレスレット、同じものが元木の手首にもありました。
自首してきた6人の中高生とブレスレットにはどんなつながりがあるのでしょうか。
悩める玉の気持ちを寅子はどこまで汲み取ってあげればよいのでしょうか。
この記事を書いたライターです。
子どもの頃からのテレビっ子。翌日学校でドラマの話をするのが大好きでした。
今も変わらずその延長線で好きを形に残したいとライター活動を始めました。
あったかいほうじ茶を飲みながら、のんびりと好きなことを書いていこうと思います。
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