虎に翼第84話悩める玉(羽瀬川なぎ)が涼子様(桜井ユキ)に話す本当の気持ちとは?

虎に翼

美佐江が寅子(伊藤沙莉)の手首につけた赤いブレスレット、同じものが元木の手首にもありました。

自首してきた6人の中高生と美佐江の関係って一体何なのでしょう。

特別の関係とは何を意味しているのでしょう。

玉(羽瀬川なぎ)は自分が涼子様の自由を奪っていると思い悩んでいます。

悩める玉(羽瀬川なぎ)の気持ちを寅子(伊藤沙莉)はどこまで汲み取ってあげればよいのでしょうか。

虎に翼第84話 悩める玉(羽瀬川なぎ)が涼子様(桜井ユキ)に話す本当の気持ちとは?~前回までのあらすじ・ネタバレ~

日曜日、喫茶ライトハウスに呼ばれた寅子(伊藤沙莉)は、涼子さま(桜井ユキ)と玉(羽瀬川なぎ)の「とっておきの料理」を懐かしく堪能します。

和やかに過ごす時間でも玉(羽瀬川なぎ)はうかない表情でいることが多く、寅子は何か言いたいことがあるのではないかと感じます。

航一(岡田将生)から、市内で頻発するひったくり事件の犯人と名乗る人物が6人自首してきたと連絡が入ります。

元木(山時聡真)を含む7人の少年たちは学校も違い、何のつながりもないようにみえるのですが…

虎に翼第84話 悩める玉(羽瀬川なぎ)が涼子様(桜井ユキ)に話す本当の気持ちとは?~誰のせいでもないよ~

寅子(伊藤沙莉)は学校帰りの優未竹澤 咲子に遭遇します。

なんだか優未竹澤 咲子が友達二人に責められているように見え、寅子(伊藤沙莉)は必死に隠れようとします。

「私たちといるのつまんねけ?」「もっと楽しそうにして」「友達になってあげたのに、私が先生に怒られる
2人はかわるがわる優未竹澤 咲子に言います。
黙って聞いていた優未は「やっぱりそうだったんだ」と言い「声をかけてくれてありがとう」とお礼を言います。
お互い無理をしても誰も幸せじゃないし、そこから友達になるのは難しいと思う。誰のせいでもないよ。だからもう一緒にいなくていいよ、ありがとね
梅本
梅本

優未ってなんて大人なんだろう。というか大人でもそういう対応が出来なくて人間関係で苦しんでる人たくさんいると思う。幸せか幸せじゃないかで物事を決める、簡単なようで難しいかもしれないけどこれこそが真髄だと思うのです

2人にありがとうと言って1人で歩いて帰る優未竹澤 咲子、何も言えないまま後ろ姿を見つめる寅子です。

虎に翼第84話 悩める玉(羽瀬川なぎ)が涼子様(桜井ユキ)に話す本当の気持ちとは?~優未はすごいな~

家に帰り「すぐご飯作るから」と寅子(伊藤沙莉)が言うと「おかえり、早かったね」と言う優未竹澤 咲子

寅子(伊藤沙莉)はさっきのことが気になるのか「うん、ちょっとね」とどこか上の空の返事になってしまいます。

荷物を置いたまま立ちすくむ寅子は意を決して振り向いて「優未!」と言い変顔を見せます。

寅子(伊藤沙莉)が目にしたのは大きく口を開けて変顔をする優未竹澤 咲子

 

NHK好き主婦(三村和子)
NHK好き主婦(三村和子)

優未を変顔で元気づけようとしたんだね、トラちゃん

NHK好き主婦(鈴村春子)
NHK好き主婦(鈴村春子)

もしかしたら優未もなんだか元気のない寅子を元気づけようとしたのかも

NHK好き主婦(笹木たえ)
NHK好き主婦(笹木たえ)

優未の頑張ってる変顔、可愛すぎる!

もしかしたら優未も私を。。。

寅子(伊藤沙莉)は優未竹澤 咲子に近づき、ぎゅっと抱きしめます。

優未竹澤 咲子もそっと寅子の背中に手を回します。

「優未はすごいな」

優未は何の話?と聞き返しますが寅子は何も答えません。

ただ優しく微笑み優未竹澤 咲子の頭をなでるのでした。

NHK好き主婦(鈴村春子)
NHK好き主婦(鈴村春子)

なんだか親子になれた瞬間みたいだね

虎に翼第84話 悩める玉(羽瀬川なぎ)が涼子様(桜井ユキ)に話す本当の気持ちとは?~私にできる事~

日曜日の朝、寅子(伊藤沙莉)はライトハウスに向かいます。

意を決してドアを開ける寅子はいきなり玉(羽瀬川なぎ)に話し始めます。

「残念だけどこの近くには空きがなかった。厚生省に聞いてみたところ神奈川県にある更生指導所なら治療を受けながら入所者の方々に勉強を教える場所があるかもしれない」

トラちゃん、いきなり話しちゃっていいの?

玉ちゃんも慌ててるし涼子様もいきなりで驚いてるよ

何日も考えた。でも私には答えを出すことができなかった。ごめんなさい、私は答えを出すことを手放す。2人の問題は2人に任せる。だから玉ちゃん、涼子様に気持ちを伝えて。玉ちゃんの出した答えを私は支持するから。
NHK好き主婦(笹木たえ)
NHK好き主婦(笹木たえ)

2人が自分の気持ちをきちんと言葉にしてお互いに伝えあうことが大事だよね

NHK好き男性(田中正吉)
NHK好き男性(田中正吉)

玉ちゃんが思っている気持ちはきっと涼子様に伝わるよ。だから勇気を持って玉ちゃんの思いを全部話そうよ!

虎に翼第84話 悩める玉(羽瀬川なぎ)が涼子様(桜井ユキ)に話す本当の気持ちとは?~bosom friend~

私、ここを出たいと思っています。十分過ぎるほど良くしていただきました。これ以上甘えるわけにはいきません。せっかく自由になれたお嬢様を縛り付けていることに耐えられないんです

涼子様(桜井ユキ)は自由な世界でなりたいなにかになったはず、中途半端に生き延びたばかりにと話す玉を涼子様は叱り飛ばします。

おぞましいことを言わないで!玉がいなかったら今頃どうなっていたかわかりません。あななたにしてもらったことを返しているだけよ

離縁した理由は玉(羽瀬川なぎ)じゃない。本当の意味で夫婦になれなかったと話す涼子様(桜井ユキ)。

「お世継ぎだけ早く産んでしまいなさい。それがあなたの務め、1人で時間を潰す日々は寂しいものよ
梅本
梅本

母親が亡くなる前に話した言葉に自分を重ねた涼子さまは玉にすがってしまった。もっと早くあなたを自由にしていれば良かった。あなたの自由を奪ったのは私と謝る涼子様。でもどんなに大変でも玉と生きていく事が幸せだと玉の手を取り、目を見つめ話します。今まで話さなかった本当の気持ち、近くにいて大切な人だからこそ言えないでいた気持ち、きちんと言葉にして伝えなくっちゃ。後悔しないために。

「私もできる事ならば…」と涙で声を詰まらせる玉(羽瀬川なぎ)に寅子(伊藤沙莉)は声をかけます。

「私は2人が対等であってほしい、全てを諦めてほしくない」

玉(羽瀬川なぎ)は泣きながら話します。「私はこれ以上お嬢様の負担にはなりたくないんです」

玉(羽瀬川なぎ)の言葉にうなだれる涼子様(桜井ユキ)。握っていた玉の手を離そうとします。

涼子さま(桜井ユキ)が諦めかけた時、今度は玉(羽瀬川なぎ)が涼子さまの手を握り返しこう言いました。

でも…「I can’t imagine life without you. Could you be my…bosom friend?」英語であなた無しの人生は考えられない。私の親友になってくれませんか?と話す玉。
「…You’ve always been my bosom friend,Tama.」あなたはもう親友ですよ、玉と言い、涙を流し抱き合う2人。

初めて2人の関係が対等になった瞬間でした。

抱き合う2人、見守る寅子の目にも涙が止まりません

虎に翼第84話 悩める玉(羽瀬川なぎ)が涼子様(桜井ユキ)に話す本当の気持ちとは?~グッときた名シーン~

優未が帰り道でクラスメイトと話しているところを見てしまった寅子。

家に帰ってきたものの、優未に何も言ってあげられない寅子。

その時の夕陽に照らされた寅子の表情がすごく深くて良かったです。

親としてどうしたらいいのか、優未にかけてあげる言葉はなんだろう。

もし私が寅子だったらなんて言うのだろう。何も言えないような気がする。

でもそれじゃいけないかも。どうしたら。。。そして決意の変顔!

そしてなんと優未からも変顔返し!ただのカワイイ顔だけど笑

優未も寅子の事を気遣って元気を出してほしいと思ってたんだ。

そっとギュッと抱きしめあう親子。

友達って何なんだろう。

まだまだ親子の土台は完成ではないけど、優未の心が嬉しかった寅子。

こういう日の積み重ねで変わっていくんだよね。

虎に翼第84話 悩める玉(羽瀬川なぎ)が涼子様(桜井ユキ)に話す本当の気持ちとは?~知恵と教養:~

英語が堪能な玉は涼子様に自分の気持ちを英語で伝えました。

「I can’t imagine life without you. Could you be my…bosom friend?」

「…You’ve always been my bosom friend Tama.」

私は英語が苦手なので『my bosom friend』の意味を調べてみました。

bosom friendとは親友、親しい友人を表します。

best friend が親友を意味する言葉だと思っていましたが、関係性のニュアンスを表す表現にはいくつかあるようです。

  • 「good friend」親しくなってよく話すようになった間柄の友人
  • 「close friend」新密度の高い友人関係
  • 「bestie」 best friend の語源で、親友を意味するスラング
  • 「close friend」新密度の高い友人関係
  • 「bosom friend」女性の胸の友、女同士の親友
  • 「best friend forever」永遠の大親友を意味する表現で、女性がよく使う

「bosom」は「胸部」を意味し、比喩的に「心」や「心の内」を示します。

このため、「bosom friend」は「心の友」、「魂の友」といった意味合いを持つ表現として使われてきたそうです。

そして調べると『赤毛のアン』の一文が出てきました。

Do you think you can like me a little – enough to be my bosom friend?

第12章「おごそかな誓いと約束」の中でアンとダイアナの友情の誓いの言葉です。

友達が欲しいと思っていたアンはマニラに話し、マニラはダイアナを紹介します。

『a bosom friend(腹心の友)』つまり”an intimate friend”(親密な友)や”a really kindred spirit to whom I can confide my inmost soul”(自分の一番奥の魂を打ち明けられる、本当の同志)を求めていたアン。

そしてアンとダイアナは腹心の友の誓いを立てるのです。

アンとダイアナ、そして玉と涼子様の関係性を踏まえて、もう一度『赤毛のアン』読み返したいなと思いました。

虎に翼第84話 悩める玉(羽瀬川なぎ)が涼子様(桜井ユキ)に話す本当の気持ちとは?~次回予想~

玉は涼子様に本当に伝えたかった気持ちを素直に話しました。

2人の関係性も主従関係から対等な関係に変わったのです。

優未は先生に言われ友達になってくれた子たちにお礼を言い、一緒にいなくてもいいよと伝えました。

優未にもいつかbosom friendができるはずです。

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