第4話女学校の友人花江（森田望智）が猪爪直道（上川周作）と結婚！したたかに生きるとは？

優三さんのお弁当を届けに行った寅子は教室での講義の内容に驚いてしまいます。

「女性は無能力者」

思わず反応してしまう寅子、初めて触れた法律の世界はどこかいびつで寅子の興味をそそります。

今まで見えていなかった女学校卒業後の自分の姿がぼんやりと見えてきた寅子です。

「虎に翼」第1週「女賢くして牛売り損なう？」（4）ネタバレあらすじ～前回までのあらすじ～

女子部に進学して法律の勉強をしたい寅子ですが、母はるにはその話ができていません。

父親は応援してくれていますが、はるに寅子の進学の話をする素振りすら見せません。

やきもきする寅子ですが親友の花江からは兄：直道との結婚式が終わるまでは母の機嫌を損ねないようにしてほしいと頼まれてしまいます。

寅子はどうしたらいいのでしょうか。

父親に任せておくべきか、自分で母親に頼みに行くのか

寅子の頭に浮かんだ「はて？」が解決する日は来るのでしょうか？

「虎に翼」第1週「女賢くして牛売り損なう？」（4）ネタバレあらすじ～したたかに生きる～

母が香川から帰ってきても父は寅子が明律大学女子部に願書を出した事すら話せていません。

寅子には「お父さんが何とかする、お母さんを説得する」と言ったのに。

やきもきする寅子がじっと父を見つめても直言は目を合わせようともしません。

花江は「欲しいものがあったらしたたかに生きなさい」と寅子にアドバイスします。

寅子は意を決して「したたか」に過ごすことに挑みます。

家事に精を出し料理を手伝い真面目に女学校に通う寅子

笑顔を絶やさず穏やかに母に従う寅子

自分が欲しいものを手に入れるため、ひたすら努力の寅子です。

したたかに生きようとする寅子の心は複雑です。

そんな寅子の様子を気にして優三が何冊か本を買ってきてくれました。

自分が男だったら家事などに時間を取られることもなく思いっきり自分が学びたいことに時間が使えるのに。

なぜしたたかに生きなくては自分のしたいことができないのでしょうか。

それは女である限り仕方のない事なのでしょうか。

「虎に翼」第1週「女賢くして牛売り損なう？」（4）ネタバレあらすじ～結婚式当日～

兄：直道と親友：花江の結婚式がやってきました。

純白のドレス姿の花江はとても美しく、笑顔の花江に寅子も嬉しくなります。

母は寅子に「結婚って悪くないでしょ」と言い「寅子の時も素敵なお式にしますからね」と話します。

みんなお酒を飲み、嬉しそうに笑っています。

酔っぱらった父が寅子を連れ出して「ウチのトラが歌います」と言いました。

寅子は大きな声で「モン・パパ」を歌います。

謡いながら寅子は考えます。

次第に女性たちのスンとした顔や“したたか”の面倒くささで、寅子は怒りがこもってきます。

寅子の歌声は次第に迫力を増し、会場は大いに盛り上がりました。

「モン・パパ」は当時流行った歌でした。

パパとママの事を対比させ、見た目も実力もパパよりママが勝っているという歌詞に大喜びで踊る男性陣。

母たちはスンとして、お酌をするのは女性。

なんだろう、この空間は。これを幸せと言うのだろうか。

怒りが増してどんどん大声になり迫力を増した寅子の歌声、それを喜ぶ男性たちにはこの皮肉はわからにのでしょうね。

「虎に翼」第1週「女賢くして牛売り損なう？」（4）ネタバレあらすじ～穂高教授と父と母～

披露宴も終わり新郎新婦とその家族が列席者を見送ります。

花江は寅子の横に行き「もういいからね、いつでも。我慢してくれてありがと」と言います。

きょとんとする寅子ですが、花江は何でもわかってるんだと思うとなんだか嬉しくなります。

そこへ「ん？猪爪くん？」と声をかける男性、明律大の穂高教授が現れます。

嬉しそうに「穂高先生、お久しぶりです」と駆け寄る父。

楽しそうに話す父と母、その後ろに寅子を見つけた穂高教授は寅子のところに来て「珍しい苗字だから願書を見てもしかしてと思ってた」と喋り始めます。

「一応試験は受けてもらうけど、結果を見ずとも合格だから」

穂高教授は「女子部で待っているから、あそこは君にふさわしい場所だから」と握手をします。

穂高教授は父を誘い飲みに行ってしまいました。

思いがけず母の耳に入ってしまった大学進学の話、母の鋭い視線に固まる寅子です。

ところで父と母と穂高先生はどんな関係なのでしょうか。

寅子と穂高先生の出会いは偶然のようで必然だったのでしょうか。

「虎に翼」第1週「女賢くして牛売り損なう？」（4）ネタバレあらすじ～私の話を遮らなかった～

家に戻ってきた寅子は母に「ごめんなさい」と謝ります。

「隠すつもりはなかったの、結婚式もあってなかなか話し出せなくて。でもやっぱり私…」と話す寅子を遮り、明日　女学校の帰りに呉服屋に行こうと言い出す母。

お見合いを3度も断られた振袖では縁起が悪いと言うのです。

母は寅子のお見合いをあきらめてはいませんでした。

歌劇団に入るとか進学するとか言っているけど、どうせお見合いから逃げるためだと静かに怒っています。

寅子は母の言葉に「そうだよ」と素直な気持を話します。

それに穂高先生は私の話を遮らなかった。

それどころかもっと話をしろ、続けろと言ってくれた。

笑われたり遮られたりすることなく、最後まで話を聞いてくれる人なんて、いままでいなかったのでしょう。

どこかで意見を押し付けられたり、途中で話がすり替わってしまったり、納得がいかないままの寅子ですが、そんな自分を認めてもらえたことが一とても嬉しかったのだと思いました。

「虎に翼」第1週「女賢くして牛売り損なう？」（4）ネタバレあらすじ～グッときた名シーン～

印象的なのは直道と花江の結婚式です。

純白のドレスに身を包んだ花江は清楚で可愛らしく、とても幸せそうでした。

寅子も親友の笑顔を見て嬉しくなります。

『幸せになってほしい』

お嫁さんになる夢を叶えて、家庭を築き家族を支えることを喜びとして生きていくことが花江の幸せ

しかし寅子の母が言うように結婚は悪くない、とはやっぱり思えない。

自分のやりたいことで一番を目指す　それが寅子の幸せだと再確認した寅子。

余興でモン・パパを歌いながら次第に怒りがこみあげてきます。

大騒ぎする父親たち、すんっとした表情で佇む母親たち。

したたかに生きるために自分の考えを潜ませる面倒くささに半ばやけくそになって歌う寅子。

結婚って本当にいいものなのでしょうか。

「虎に翼」第1週「女賢くして牛売り損なう？」（4）ネタバレあらすじ～知識や教養～

今回は下宿人：佐田優三（さだ　ゆうぞう）を演じる仲野太賀さんについて調べてみました。

名前	仲野太賀（なかの　たいが）
生年月日	1993年2月7日
出身地	東京都
身長	168ｃｍ
事務所	スターダストプロモーション

仲野太賀さんは13歳でテレビドラマでデビュー。

数多くの作品に出演し、印象に残る役柄を演じてきました。

主なNHK出演作についてまとめてみました。

作品名	放送年月	役名
15歳の志願兵	2010年8月	笠井光男役
1942年のプレイボール	2017年8月	野口二郎役
オリバーな犬、（Gosh！）このヤロウ	2021年10月	渡役
拾われた男　LOST MAN FOUND	2022年10月	松戸諭役
軍港の子～よこすかクリーニング1946～	2023年8月	井上勝利役

数多くのテレビドラマや映画に出演している仲野太賀さん、最近はドキュメンタリーのナレーションなど活躍の幅を広げています。

そしてなんと2026年1月から放送予定の大河ドラマ「豊臣兄弟！」では主演：豊臣秀長を演じます。

「虎に翼」では寅子の家に下宿する勤労学生を演じます。

司法試験を目指し勉学に励む優三は寅子の良き相談相手となりライバルとなるのでしょう。

働きながら勉学に勤しむ優三さんは寅子にどのような影響を与えるのでしょうか。

「虎に翼」第1週「女賢くして牛売り損なう？」（4）ネタバレあらすじ～次回予想～

明律大学女子部進学を許そうとしない母は寅子に次のお見合いをさせようと考えています。

娘に幸せになってもらいたい、良き相手に出会い立派な家庭を築いてほしいと願う母と女性は無能力者だと言われたことへの答えが見つからない寅子。

果たして寅子は女子部へ入学することができるのでしょうか。

寅子の人生に大きく影響を与えた穂高先生と寅子の両親とはどのような関係があったのでしょうか。