連続テレビ小説「虎に翼」は日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ、一人の女性の実話に基づくオリジナルストーリーです。
困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開いてきた法曹たちの情熱あふれる姿を丁寧に描いています。
今週のタイトルは「女の心は猫の目?」です。
虎に翼第34話」第7週「女の心は猫の目?」あらすじ~前回までのあらすじ~
寅子は弁護士の信用を得るため両親に頼みます。
「私にお見合い相手を探していただけないでしょうか。立派な弁護士になるため、社会的信用度、地位をあげる手段として結婚がしたいのです」
寅子のとんでもない申し出をはると直言は喜んで受けました。
自分たちの亡きあとの娘の将来が心配だったのです。
再びお見合いに挑む事を決めた寅子、果たして無事お相手は見つかるのでしょうか。
そして寅子が弁護士として活躍できる日はいつやってくるのでしょうか。
「虎に翼」第7週「女の心は猫の目?」(34)ネタバレあらすじ~轟・よねVS花岡~
轟とよねさんは花岡を呼び出しました。
なんだか不機嫌そうな花岡です。
まぁなんで呼び出しされのか、わかっているから仕方ないか
轟は「あんな仕打ちがあるか」と花岡に物申しますが花岡も「猪爪とは別に将来の約束をしていた訳ではない」と開き直ります。
おい!と怒りを露わにするよねさんを制して轟は「もっと誠意のある伝え方があっただろう」と言います。
轟と花岡は同郷で長い付き合いの友人関係、花岡が上京してモテだした時も「男っぷりが下がる一方だ」とはっきり言った事もありました。もっと優しい男のはず、ああいう態度を取るからには花岡に何か考えがあるのかもしれません。
女学校を卒業次第家庭に入ってくれる、赴任先にもどこにも来てくれる、いずれは父の面倒もみると言ってくれた奈津子さんを選んだと言う花岡。
だから寅子を捨てたのかとよねさんが問うと花岡は「猪爪にやっと掴んだ弁護士の道を諦めて嫁に来てほしいと言えと」と嫌悪感をむき出しにします。
轟は花岡の胸ぐらを掴み「猪爪に何も言わずに婚約を?きちんと話もせずにか!?」と怒鳴りますが花岡は「大勢の人の想いを背負った彼女の夢を壊すなんて俺にはできない」と開き直ります。
よねさんは責任を負う勇気がないだけだろ?と言い「おまえなど、あいつと到底つりあわない」と捨て台詞を吐いて消えていきました。
よねさんにとって寅子は大切な仲間、その寅子への気持ちがその程度ならお前は器じゃないと言っているのです。
よねさんと寅子、決して仲が良い訳ではないけれど互いを尊重しあい認め合っているんだよね。
寅子が言えなかったことを代わりに言ってやろうとしたよねさん。普段は絶対そんなお節介なことしないのに、よねさんの寅子への思いが感じられます。
轟も花岡に厳しい一言を告げました。
轟もまた花岡は大切な友人です。その花岡の本当の幸せを願うからこそ厳しい事も言うのでしょう。
花岡は轟の言葉をきちんと受け止め「ありがとう。これからは奈津子を誠心誠意愛するよ。決めたんだ」と伝えました。
もう花岡の心に迷いはなさそうです。
やるせない表情の轟です。
虎に翼第34話第7週「女の心は猫の目?」あらすじ~難航するお見合い~
寅子はお見合いをすることを決めました。
写真も新調し、両親も寅子本人もお相手探しに必死です。
猪爪寅子27歳、弁護士やってます
寅子が望むことは何もない、だけど昔のようにはなかなかいかない現実。
寅子はやっと見つけてくれたお見合い相手のために、はるからクッキーの焼き方を教わります。
しかしお見合いは中止、弁護士をするような女性は怖いからと言うのです。
これが世間、やはり私は変わり者だと思われている。すべてが手に入る訳じゃないと言っていたのはこういう事なのでしょうか。いねさんの言葉が身に沁みます。
虎に翼第34話第7週「女の心は猫の目?」あらすじ~お帰りなさい、トラちゃん~
お見合いだけでなく弁護士の仕事もなかなか見つかりません。
家に帰っても元気が出ない寅子。
これが地獄なのか。。。落ち込む寅子です。
すると「お帰りなさい」と懐かしい声がします。
優三さん?優三さんの部屋から懐かしい声がする!
優三さんは直言が職場で寅子のお見合い相手を一生懸命探しているところを何度も見かけました。
トラちゃんパパが苦戦してる様子をみて心配してきたのかな~
久しぶりに優三さんの顔を見て寅子も笑顔になり嬉しそうです。
ん?なんだか優三さん、真面目な顔してる。トラちゃんの婚活に何か言いたげなのかなぁ。もしや説教?
虎に翼第34話第7週「女の心は猫の目?」あらすじ~それ、僕じゃダメかな~
「トラちゃんお見合い相手探しているの?」
昔のように優三さんは部屋の入口のふすまを開けて、寅子は階段に座り話し始めます。
この2人で座る構図、好きだなぁ~
トラちゃんは階段に腰かけて優三さんは正座してるの好き!
両親が早くお見合いしろ、結婚しろと言っていた意味が今になってやっとよくわかると優三さんに話す寅子。
男性は身の回りの世話をしてくれる人が欲しいと結婚するのに、社会的地位が欲しいと言って結婚しようとする私は許されない、お見合いだってお互いの利害が一致して成立するのに。
自分の思いを熱く語り始める寅子、優三さんが何度か声をかけても止まりません。
トラちゃん!難しく考えないで!優三さんなら飛び込んでも大丈夫だから!!
優三さんも独り身だと世間の風当たりがキツイと寅子と同じ考えだと言います。
しばし考えた寅子は優三さんの前に座り、元気よく「ハイ!」と右手を差し出します。
これは契約成立って事なのか?
差し出された右手を握り笑顔で喜ぶ優三さん!メチャメチャ嬉しそうです。良かった~と嬉しさいっぱいの表情で握り合った手をぶんぶん振ります。そして緊張感はマックス!ヤバイ、お腹が大ピンチ!これも優三さんのお約束です。
トイレに駆け込む優三さんを見て「この手があったか。。。」とニンマリする寅子。
確かに優三さんは夫とするには何も問題ないし、優三さんも所帯を持つことを望んでいるのであれば契約結婚としてお互いの利害が合致する、どちらもWinWinです。
寅子の未来に明るい日差しが差し込んできました。
虎に翼第34話第7週「女の心は猫の目?」あらすじ~グッときた名シーン~
今回は優三さんのプロポーズが一番の見どころだと思いつつ、私は花岡に言い放った「おまえなど、あいつと到底つりあわない」の言葉に注目したいと思います。
久保田先輩の裁判の傍聴の後、偶然出会ってしまった花岡の婚約者。
寅子は「ご婚約おめでとうございます」と冷静に伝えました。
その様子を何も言えずにみていたよねさん、その後竹もとで「佐賀についていけばよかったのに」と言いました。
寅子が花岡を追って佐賀についてくとは絶対思わないけれど、それでも敢えて言っておきたかったよねさん。
独り身で女と言うだけで信用されず、全く弁護士として法廷に立つことができない寅子、寅子の苦悩をよねさんは事務所で嫌と言うほど感じています。
久保田先輩が女性初の弁護士として法廷に立ったことにはいろんな思惑があって利用されたと感じつつ、悔しさを感じていた寅子は久保田先輩が結婚し懐妊中であることを知りました。
久保田先輩が法廷に立てた理由はどこにあるのかわかりません。ですが毎日一生懸命仕事をして少しでも事務所の役に立ちたいと考えているのにうまくいかない毎日。寅子の思考はその一点に絞られました。そこに花岡の婚約者登場です。やっぱり花岡も所帯を持ち家族を養うことで一人前だとみられることを見越しての行動なのでしょう。結婚の重みをひしひしと感じる寅子です。
よねさんははっきりと「責任を負う勇気がないだけだろ?おまえなど、あいつと到底つりあわない」と花岡に言い放っていきました。
よねさんが寅子のためにそんなこと言うなんて思いもしませんでした、ちょっと感動。
そして寅子の目の前に現れた救世主、優三さんです。
優三さんは寅子につりあう男だとよねさんは認めてくれるのでしょうか。
優三さんは社会的地位を得たいという寅子の望みを叶えてあげるため?に名乗りを上げたのでしょうか。
虎に翼第34話第7週「女の心は猫の目?」あらすじ~知恵と教養:ロケ地 市政資料館~
「虎に翼」のドラマの中で東京地裁の庁舎として登場する建物は、名古屋市にある市政資料館です。
国の重要文化財である「旧名古屋控訴院・地方裁判所・区裁判所庁舎」を保存・公開しているこの施設、とっても趣があって素敵ですよね。
★
インパクトのあるこの長い階段、天井のステンドグラス、一度ゆっくりと見学に行ってみたいものです。
ドラマ主人公のモデルとなった三淵嘉子さんも、女性初の判事として実際にこの場所で勤務していたそうです。
3階には当時の裁判を復元した法廷があり、実際に使用されていた法服の展示もあるそうです。
あの素敵な刺繍の法服、見てみたいなぁと思います。
- 住所:名古屋市東区白壁一丁目3番地
- 開館時間:午前9時から午後5時
- 休館日:月曜日(休日の場合は直後の平日)第3木曜日(休日の場合は第4木曜日)
市政記念館や鶴舞公園噴水塔などを巡る朝ドラロケ地巡りツアーなども時々開催しているようですので気になる方は検索してみてくださいね。
虎に翼第34話第7週「女の心は猫の目?」あらすじ~最終回予想~
社会的地位を求め結婚することを決めた寅子。
お見合い相手を探し続ける寅子のところに現われた優三さんは「僕じゃダメですか?」と尋ねます。
優三さんも自分と同じように社会的地位が欲しいんだ、結婚して一人前だと世の中に認められたいんだと思った寅子は優三さんの申し出を素直に受け入れました。
私、優三さんと結婚します!
この記事を書いたライターです。
子どもの頃からのテレビっ子。翌日学校でドラマの話をするのが大好きでした。
今も変わらずその延長線で好きを形に残したいとライター活動を始めました。
あったかいほうじ茶を飲みながら、のんびりと好きなことを書いていこうと思います。
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