虎に翼第46話あらすじ桂場 等一郎(松山 ケンイチ)に直訴する佐田 寅子(伊藤 沙莉)再び法曹の世界に挑む!

虎に翼

かつ連続テレビ小説「虎に翼」は日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ、一人の女性の実話に基づくオリジナルストーリーです。

困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開いてきた法曹たちの情熱あふれる姿を丁寧に描いています。

今週のタイトルは「女の知恵は鼻の先?」です。

「女の知恵は鼻の先」とは女は目先のことにとらわれて、先のこと、大局的なことが見えなくなりがちだということ。

うーん、確かに。と思ってしまいがちですが、本当にそうでしょうか。将来を見据えて家計管理をしたり子どもや家族の未来を案じることは、先のことを見通しているんじゃないのでしょうか。

虎に翼第46話第10週「女の知恵は鼻の先?」~前回までのあらすじ~

司法省人事課を尋ねた寅子は課長の桂場にこう言います。

「佐田寅子、昭和十三年度高等試験司法科合格!私を、裁判官として採用してください!」

深々と頭を下げる寅子。
桂場はいつものように冷たく言い放ちます。
「なぜ私が君を採用しなければならないのか、理由を説明してみたまえ」

さて寅子は桂場にどう説明するのでしょうか。

虎に翼第46話第10週「女の知恵は鼻の先?」あらすじ~アポなし訪問~

昭和22年3月、新しい日本国憲法に希望を見出した寅子は司法庁の法曹会館に向かいます。

約束も無しに現われた寅子は何とか人事の人に会わせてもらえないかと頼みこんでいます。

必死に頼み込む寅子に困惑する人。そりゃそうだわ~

ん?誰だ?誰かがトラちゃんに助け舟を出したよ

「ライアンさんのお知り合いでしたか?」と言われた寅子。助けてくれたのはありがたいけど一体あなたは…?寅子の頭の中は はて?で埋めつくされます。

初対面の男性は自分の事をライアンと言い、寅子のことを「サディ」と呼びました。

ん。。これヤバめだ。。

寅子は自力で人事課を探します。

一体ライアンって何者なの?悪い人じゃなさそうだけど、クセ強すぎ。

虎に翼第46話第10週「女の知恵は鼻の先?」あらすじ~裁判官になる資格~

「佐田寅子、昭和十三年度高等試験司法科合格!私を、裁判官として採用してください!」

深々と頭を下げる寅子に桂場はいつものように冷たく「なぜ私が君を採用しなければならないのか、理由を説明してみたまえ」と言います。
梅本
梅本

高等試験に合格すれば男性は裁判官や検事、弁護士になれるのに女性は弁護士になるしかありませんでした。同じ試験を受けているのになぜでしょう。ですがこの国は変わります。すべての国民が平等ならば私にも裁判官になる資格が備わることになるはずです。違いますか?寅子の主張に腕を組んだ桂場。さてどう答える?

寅子と桂場の話を聞いていた男は「2人はお友達なの?」と話に割り込んできます。

NHK好き男性(藤村茂)
NHK好き男性(藤村茂)

んな訳あるか~い!

どんどん食い込んでくる男に桂場は「取り込み中だ、久藤」とあしらいますが男はお構いなし、寅子に名刺を差し出します。

司法省民事局民法調査室主任 判事 久藤頼安
男は”くどうよりやす”と名乗り、名前の漢字を音読みにしてライアンと呼んでと言い桂場を説得します。
人手不足だろ?民放も刑法もこの国の仕組みも全部作り直し。わかるだろ?GHQも彼女を見たら大喜びだって
寅子はその言葉に続き「婦人の代議士も誕生しました。婦人の裁判官がいてもおかしくない、違いますか?」と桂場に詰め寄ります。
梅本
梅本

婦人の裁判官が生まれることが珍しいことなのか、それとも今までいなかったことの方が珍しいのか。新しい時代になりいつかは考え方も変わるかもしれないけれど現状と理想のギャップに再び悩むかもしれない、でも今はそんなこと言っていられない。私は自分の力で稼いで幸せになるんだから。そんな寅子の前に現われた久藤頼安ことライアン。彼は寅子にとってどんな影響を及ぼすのでしょうか

虎に翼第46話第10週「女の知恵は鼻の先?」あらすじ~冷ややかな意見~

寅子は正直に話します。

父も兄も夫もこの戦争で亡くなりました。毎月まとまったお給料が頂ける仕事に就きたいと思いました。家族を養い大学生になる弟に心置きなく勉学に励んでもらいたいんです。
桂場は「住所をここに」と言い寅子を帰しました。
NHK好き主婦(三村和子)
NHK好き主婦(三村和子)

えっ?採用って事?

久藤は「もったいぶって」と言いますが桂場の見方は冷ややかです。
憲法が変わろうと何も状況は変わっていない。憲法が国民に定着するかも定かではない。裁判官は途中で逃げ出すような人間が就いて良い仕事じゃないんだ。司法の砦なんだ。
寅子の今までの経緯を良く知っている桂場はいったいどっちの立場なのでしょうか。
寅子を疎ましく思っているのか頼もしく思っているのか。
感情を見せない全く冷徹な男です。

虎に翼第46話第10週「女の知恵は鼻の先?」あらすじ~ライアンの元で働く~

寅子は家族に今日のことを話し、人事課長が桂場だったと話しました。

はるさんは桂場の名前を聞くだけで大きくため息をつきます。

NHK好き主婦(笹木たえ)
NHK好き主婦(笹木たえ)

またあの男。。。これは無理かもしれない。。。

NHK好き主婦(三村和子)
NHK好き主婦(三村和子)

いや、共和事件の時は助けてくれたじゃない。もうはるさんの事は根に持ってないよ。多分。。。笑

そこへライアンが猪爪家にやってきました。

経歴書を帰すついでに桂場からのメッセージを伝えに来たと言うライアン。

今はご婦人の裁判官を採用することはできない。だが君さえよければ明日から僕の元で働いてくれることはできないかな?
なんだか胡散臭い、今までまわりにいないタイプのライアンに戸惑いながらも寅子の明日からの仕事が決定しました。
翌日仕事に行くとライアンは「君の大学の同級生がいるんだよ、どこかの地裁からの出向でね」と言います。
梅本
梅本
もしかしたら花岡さんがいるかも。ちょっとだけ寅子の気持ちが動きます。
少し期待して周りを見回す寅子、「よっ!」と振り向いた男の髪の毛が跳ねている。。。
NHK好き男性(田中正吉)
NHK好き男性(田中正吉)

お前か~い!

小橋とは因縁の関係、寅子が「お久しぶりです」と声をかけても「どうせ花岡がいると思って浮かれてきたんだろ、あ、そうか~他の女と結婚したんだもん、いても困るか~」と笑います。
NHK好き男性(藤村茂)
NHK好き男性(藤村茂)

全く変わってない。それどころか失礼の度合いがひどくなってる!

何はともあれ、寅子の仕事がスタートしました。

虎に翼第46話第10週「女の知恵は鼻の先?」あらすじ~知恵と教養:久藤頼安~

今回は寅子の上司となった司法省民事局民法調査室主任 判事 久藤頼安について調べてみました。

強烈なキャラクターであり今回初登場にも関わらず多くのエピソードがありました。

久藤頼安(くどう よりやす)通称:ライアン 殿様判事

  • 久藤家の藩主、久藤家のお殿様だったことから『殿様判事』と揶揄されている
  • 変わり者で有名
  • 日米開戦前にアメリカの裁判所の視察に行き、素晴らしいと吹聴していた
  • 自分の事はライアンと呼ばせる
  • 小橋のことはハシー 寅子のことはサディと呼ぶ
  • はるを寅子のお姉さんだと言って喜ばせる
  • 帰り際「皆さんも良い夢を」と言いウインクして帰る
  • 気さくにいろんな人に話しかける
  • 立ち振る舞いのスマートさに定評あり

そんな個性的な久藤頼安を演じているのは沢村一樹さん。

モデルとしてデビューし俳優業だけでなくバラエティ番組や司会もこなすマルチタレントです。

主なNHKドラマを調べてみました
ドラマ名 放送年月 役名
大河ドラマ 利家とまつ 2002年1月 高山右近
大河ドラマ 篤姫 2008年1月 小松清猷
大河ドラマ 西郷どん 2018年1月 赤山靭負
連続テレビ小説 ひよっこ 2017年4月 谷田部実

沢村一樹さんといえば白衣と刑事の印象が強い俳優さんで、個性的な役柄がハマり役ですが、沢村さんが演じるとなぜかクセ強めなのに人当たりがいい人の印象が強いです。

今回の久藤頼安は寅子の味方になってくれそうですが何分まだ立ち振る舞いのうさん臭さで寅子からあまり信用されていないようです。

頼安が今後寅子にどのようにかかわっていくのか楽しみな存在ですね。

虎に翼第46話第10週「女の知恵は鼻の先?」あらすじ~最終回予想~

寅子は自分の力で稼ぐため司法省で働くことになりました。

上司:ライアンの指示の元、寅子の仕事は『民法親族編・相続篇の法改正案作りです。

ちょっと胡散臭いライアンですが寅子のことを気に入っている様子、ライアンはこの先寅子にとってどのような影響を与える人物なのでしょうか。

同じ仕事場には大学の同級生、小橋がいます。

相変らず失礼極まりない男・小橋ですが寅子は上手くやっていく事ができるのでしょうか。

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