連続テレビ小説「虎に翼」は日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ、一人の女性の実話に基づくオリジナルストーリーです。
困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開いてきた法曹たちの情熱あふれる姿を丁寧に描いています。
今週のタイトルは「屈み女に反り男?」です。
女は少しかがんで俯向きかげんでなよやかにしている姿がよく、男は反対に少々胸を反らしているほうが男らしいという意味のことわざです。
男女平等という考え方が掲げられてはいますが実情はどうなのでしょうか。
「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(16)ネタバレあらすじ~前回までのあらすじ~
明律大学法科女子部を無事卒業した寅子たちは男子学生たちと一緒に勉強することになりました。
進学した寅子とよね、涼子さま、梅子さん、崔さんを待っていたのは久保田先輩と中山先輩。
同じ志を持つ者同士、心の結束力は頑丈です。
いよいよ本格的に議論を戦わせていくことに気合が入る寅子、ますます勉強は難しくなっていくでしょう。
寅子の大学生活はどんな感じなのでしょうか。
男子学生ともめ事が起きなければいいのだけれど。
ちょっと心配だよねぇ。
「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(16)ネタバレあらすじ~いよいよ法学部へ~
昭和10年、寅子は女子部を卒業し明律大学法学部へ進学します。
食卓にはお赤飯や鯛の尾頭付きが並んでいます。
昨年近所に引っ越した花江夫婦には男の子が生まれました。
猪爪家はますます賑やかになり、みんな笑顔で寅子を祝います。
障子の向こう側に誰かが!
優三さん、また試験に落ちちゃったのね。ドンマイ!
寅子の母はるは「明日からが本当の勝負、地獄の入り口に立っただけ」と苦言を呈します。
ビールを飲みながら寅子は「あれから地獄も変わりましたよ」と茶化します。
やっと弁護士法が改正され、弁護士資格を女性も取得できるようになりました。
穂高先生が言っていたとおりですね。
初めての授業に少し緊張気味の5人です。
教室の戸を開けると中にいた男子生徒が「やぁ、ごきげんよう!」と手をあげて迎え入れます。
「ごきげんよう?」爽やかな第一声に拍子抜けする寅子たち。
男子学生は「皆さんをお待ちしていました」とほほ笑みます。
気合い十分にどんなことを言われても強くまっすぐ立ち向かう気持ちで教室の扉を開けた寅子たち。
しかしそこにいたのは爽やかな笑顔の男子生徒、おまけに第一声は「ごきげんよう」です。
いい意味で期待外れの寅子たち。
地獄の入り口を覚悟したのにそこにいたのは柔らかな笑顔の仏さまのような男性でした。
いや~爽やかな笑顔!
これは作戦なのか?
「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(16)ネタバレあらすじ~法曹界の開拓者~
授業が終わりいつもの甘味処に集まる寅子たちはあらぬ方向をみつめ、みんな呆けた顔をしています。
よねさんですら心なしか優しい顔になっています。
無理もありません、臨戦態勢で臨んだ本科1年目の初日、教室にいた男子学生は他の生徒を呼び入れ自己紹介を始めました。
「猪爪寅子です、よろしくお願いします」と挨拶すると拍手が起こります。
なんて穏やかな自己紹介なのでしょう、誰一人野次を飛ばしたり笑ったりするものはいません。
「僕は花岡悟、みなさんと同じクラスだと聞いてとても楽しみにしていたんだ」
涼子さま、きっと相当身構えていたと思うわ
「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(16)ネタバレあらすじ~花岡・轟・小橋~
んっ?極わずかな方々?
小橋も言い過ぎたと思ってたんだね
轟とよねさん、ちょっと似たタイプかも
「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(16)ネタバレあらすじ~ハイキングのお誘い~
教室で授業を受ける時、「一番前の席に座って」と寅子たちに配慮するのは花岡です。
「僕たちが前にいたら見えにくいだろ?」と言う花岡に「お若いのに気が利くわね」とすかさず褒める梅子。
授業を行う穂高先生もなんだか誇らしげです。
授業の後、議論を戦わせる寅子たち、しかし不愉快な冷やかしや口論など一切ありません。
今日も梅子はおにぎりをみんなに配ります。
おにぎりを食べながら花岡は「今度みんなでハイキングに行きませんか」と誘います。
空気のいい場所だとまた違う議論が展開するかもしれないと花岡が笑顔で話すと「素敵なアイディアでございますね」と涼子さまが褒めます。
よねはすかさず「くだらない」と言うと轟が「無理するな、女は男と違って体力がないからな」と笑います。
馬鹿にされたと思ったよねは立ち上がり「行く、お前より早く登りきる」と宣言します。
こんな言い合いもみんなで笑いあう、雰囲気の良い教室です。
寅子は家に帰ってからも遅くまで勉強しています。
最近帰りの遅い父は母はるの日記に寅子がハイキングに行くと書いてあったと話します。
はるさんは策士だもんね~
それが猪爪家夫婦円満の秘訣なんだね
「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(16)ネタバレあらすじ~知識と教養:法学部男子学生~
今回は明律大学穂学部の男子学生について調べてみました。
社交的で学生たちの中心的な存在。
女子部卒の学生たちにも心を開き、轟をいさめながら寅子たちと行動を共にします。
女性から大人気で寅子にとっても気になる存在の人です。
寅子たち法科女子部に対し、冷やかしの暴言を浴びせかけてきた人物。
法廷劇の最中に「どうせ誰も弁護士なんてなれねえよ」と野次を飛ばした小橋は、激怒したよねに股間を蹴られてしまいました。
再会したよねに謝ったことから後悔はしているようですが、やはり基本的には男尊女卑の考えが強く根にあるように思います。
次は男子学生を演じている俳優さんについて調べてみました。
花岡悟を演じている岩田剛典さんは1989年生まれ、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBE及びEXILEのメンバーで最近は俳優業の活躍も目立っています。
NHKドラマでは2018年「炎上弁護人」、2022年「市橋桐子の犯罪日誌」に続き3作目となります。
爽やかなイメージと整った顔立ちの岩田剛典さん、今回の花岡悟は岩田剛典さんのイメージ通りなのでしょうか。
もしかしたら闇を抱えていたりして
轟太一役の戸塚純貴さんは1992年生まれ、ジュノン・スーパーボーイ・コンテストをきっかけに芸能界デビュー。
「仮面ライダーウィザード」の奈良瞬平役の子なんだ!
NHKドラマは2021年「いないかもしれない」、2024年「船を編む~私、辞書つくります~」に続き3作品目です。
さすがジュノンボーイズだけあって口髭を生やし精悍な表情をしていても眼の奥に可愛らしさを感じる戸塚純貴さんです。
小橋浩之を演じる名村辰(なむら しん)さんは1997年生まれ、幼少期はシアトルで育ち、帰国後歌舞伎を習い演劇に興味を抱きます。
NHKドラマは2019年「腐女子、うっかりゲイに告る」に出演していました。
小橋のチャームポイントは髪型!
いつもどこか髪の毛がはねていて寝ぐせなのかクセ毛なのかわかりませんが何とも言えない味がありますよね。
「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(16)ネタバレあらすじ~次回予想~
仲の良い寅子たち女子と男子生徒は花岡の提案でみんなでハイキングに行くことになりました。
もめ事もなく穏やかな学生生活を送る寅子たちです。
今日は穂高先生の授業なのですが、先生は腰を痛めたようで代行の先生を紹介します。
男は「家内の梅子がいつもご迷惑をかけているようで」と言います。
みんなは梅子の顔をみるのですが梅子は一点をみつめたままスンとしています。
梅子さん、姑の事は弱音大会で愚痴ったけれど夫の事は言わなかった。
弁護士の夫がいて自分も法律を学ぼうとする梅子の本当の理由はなぜなのか、夫の事は弱音レベルの話じゃないのかもしれません。
この記事を書いたライターです。
子どもの頃からのテレビっ子。翌日学校でドラマの話をするのが大好きでした。
今も変わらずその延長線で好きを形に残したいとライター活動を始めました。
あったかいほうじ茶を飲みながら、のんびりと好きなことを書いていこうと思います。
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