松任谷由実さんの楽曲からインスピレーションを受けた3つの短編小説がオムニバスドラマとなりました。
第2週は「冬の終わり」
スーパーのフードコートで働く朋己と仙川さんが、店内BGMで流れたユーミンの「冬の終わり」を聞いて話をしたことから何かが動き出すストーリー。
ユーミンの曲を思い出しながら、朋己の気持ちやスーパーで働く人たちの想いを考えながらドラマを楽しみたいと思います。
ユーミンの曲を流したい、ほんの些細な事がきっかけで何かが動き出すそんなドラマです。
「ユーミンストーリーズ・冬の終わり」3話あらすじ~前回までのあらすじ~
前田さんを紹介してもらい、館内放送の後「冬の終わり」をかけてもらえることになった朋己。
古い機械のためカセットテープでないと流せないといわれ、定岡さんの家にあるカセットを探します。
息子さんがユーミン好きでカセットいっぱいあるんだって
無事にカセットテープは見つかるのでしょうか。
そしてみつきは高校時代の友人:唯ともう一度話をすることができるのでしょうか
「ユーミンストーリーズ・冬の終わり」3話あらすじ~カセットを探せ~
朋己とみつきは自転車をこいで定岡正子の自宅に行きました。
息子が置いていったユーミンのカセットがたくさん家にあると言うのです。
定岡さんは2階に上がり息子の部屋に入ります。
カーテンも閉め切っていて普段は使っていない部屋のようです。
定岡さんの息子さんだから朋己世代よりちょっと上なのかな?
カセットデッキを見つけた定岡さん、居間に持って降りてきます。
デッキの中には「ダイチ練習用」と書かれたカセットテープが。見つめる定岡さん。何を練習していたのか、ダイチのことを思い出してるのかな。
朋己は段ボール箱の中の大量のカセットテープの中から「冬の終わり」を探しています。
みつきちゃんは漫画を読み、こたつに入り定岡さんお手製の蜂蜜入りミルクティーを飲みくつろいでいます。
すると「ありました!」と朋己の声がします。
カセットには「ユーミンA」と記されています。
「ユーミンストーリーズ・冬の終わり」3話あらすじ~チェック、ワンツー~
カセットデッキにみつけたカセットを入れ再生してみました。
イントロが流れてきて喜ぶ朋己です。
そのまま聞いていると何か声がします。
「ごめん、ダイチだ」と思わず下を向いて曲を止める定岡さんに「もうちょっと聞こうよ~」と楽しむみつきちゃん。
面白い展開にニンマリするみつきちゃん。面白がってる
本物はどこかにちゃんとあるはずだからと言って定岡さんは段ボール箱の前に座ります。
みつきちゃんが「ダイチっていくつなんだっけ?」と尋ねます。
ダンボール箱の中には爆風スランプのカセットテープが!懐かしい!!
ジューシィ・フルーツの「ジェニーはご機嫌ななめ」めっちゃ流行った!ダイチのリミックスかけてほしい!
「出ていったのが4年前だから…42?今はセイヤっていうらしいけど」
夢を叶えたい、東京でホストやるといい出ていったと言う息子さん。
たくさんの音楽が息子さんの気持ちを支える存在になっているのかもしれないと思いました。
邪魔になるから全部持ってって欲しいと言いながらダイチの抜け殻を大事にしてる定岡さん、そういう人身近にいますよね。
「ユーミンストーリーズ・冬の終わり」3話あらすじ~友達~
朋己は「いいですね、定岡さんもみつきちゃんも友達がいて」とぼそっとつぶやきます。
昔の定岡さんはいつも怒ってたとみつきが言うと、あの頃はばあちゃんの介護で余裕がなかったと笑います。
朋己は自分が人付き合いが苦手で沈黙に怯えるようになってしまったと話し、あの曲が流れた時のあの時の空間をもう一度取り戻したいと話します。
沈黙を消すようにみつきは再びダイチの録音テープを流します。
ダブルデッキの隣に探していた「冬の終わり」が入っているテープがありました。
おお!灯台下暗し!!
これでやっと「冬の終わり」が流せます。
朋己は前田さんにテープを渡し、「冬の終わり」がもう一度流れるところを想像して嬉しそうです。
やっと流れるんだね~上手くいくといいね~
「ユーミンストーリーズ・冬の終わり」3話あらすじ~西岡さん最後の日~
今日はコンタちゃんで一緒に働く西岡さんが辞める日です。
西岡さんは朋己に「短い間でしたがありがとうございました」とお礼を言い「私の事聞いてますよね」と尋ねます。
うなずくことしかできない朋己に西岡さんは話を続けます。
「私、1ミリも後悔していないんです」と笑って西岡さんは出ていきました。
何もいえなかった朋己、お箸を持って西岡さんを追いかけると、バックヤードで「どうして?俺もう離さないって言ったよね」と言う男性の姿が。
ヤバ、これが小松菜の人なの?
ちょっとワイルドなイケメンがこんなこと言って近づいてきた!ヤバイ!どうする~朋己。
そっとコンタちゃんの厨房に戻った朋己に嬉しそうに仙川さんが着替えに入ったと報告する前田さん。
みんな「冬の終わり」ミッションにワクワクしています。
仙川さんも気になるけど、西岡さんも気になる~
見ちゃいけないとこ見ちゃったけどちょっと見たい。
13時55分、仙川さんが仕事に入ります。
今日もいつもと同じようにまっすぐ立ってじっと外を見ている仙川さん。
窓の外から覗いているみつきちゃんは朋己に「どう?」と両手で丸を作って尋ねます。
さかなさかなさかな~♪とタイムセールを告げる放送が始まります。
いよいよ冬の終わりミッションのスタートです!
「冬の終わり」のイントロが流れます。
そっと仙川さんの様子をみる朋己、気づいてくれるかな。
えっ?どういうこと?今大事なとこなのに。。。
様子を見に来たみつきと定岡さんは「追いかけなよ!早く!」と朋己に言います。
どうしたんだろう、仙川さんなんだか慌てているみたいだったし、真面目な仙川さんが仕事場から出て行ってしまうなんて何があったんだろう。みつきちゃんに「追いかけなよ」と言われ動いた朋己は仙川さんを探せるのでしょうか
「ユーミンストーリーズ・冬の終わり」3話あらすじ~グッときた名シーン~
朋己が自分の事を定岡さんやみつきちゃんに話すところはじわじわと沁みるシーンです。
定岡さんから「仙川さんもウチのことでいっぱいいっぱいなんじゃないのかな」と言い、喋りたくないとかじゃない、あなたもそうでしょ?と言われた朋己は自分の事を話はじめます。
昔から人と集まるのが苦手、飲み会も気を使いすぎて具合悪くなるまで飲んじゃったり。その後コロナでワンオペで家事こなして全ての感情飲み込んでたら逆に沈黙に怯えるようになってしまった。
朋己は定岡さんが入れてくれたミルクティーを一口飲んで「まずい」と言い「おいしい」と言葉が混乱しています。
感情が逆流しちゃいそうでまずい、と言いミルクティを飲み落ち着こうとする朋己。
何も言わずにその様子を受け入れるみつきと定岡さん。
いろんな人がいるんです、思ったことをストレートに言える人、言えない人。言葉にすると感情が飛び出てしまうから、胸の内に納めているひと。
ダイチが置いていったカセットテープや漫画。
好きなものの影響を受け、それを取り込んで今の自分が形成されている。
そんな人のことを受け入れることはできなくても、受け止めることはできるんじゃないか
そんな風に感じた、ちょっと違和感を持ちつつもじわじわと考えさせられるシーンでした。
「ユーミンストーリーズ・冬の終わり」3話あらすじ~知識や教養~
今回は「冬の終わり」に出演された方々について調べてみました。
NHK大河ドラマ 新選組! | 2004年1月 | おりょう |
NHK大河ドラマ いだてん | 2019年6月 | 田畑菊枝 |
チェイス~国税調査官~ | 2010年4月 | 川島歌織 |
この声をきみに | 2017年 | 江崎京子 |
オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ | 2021年9月 | 漆原冴子 |
オリバーな犬、 (Gosh!!) このヤロウ シーズン2 | 2022年9月 | 漆原冴子 |
NHK大河ドラマ 平清盛 | 2012年 | 盛子 |
NHK大河ドラマ どうする家康 | 2023年 | 阿月 |
ひきこもり先生 | 2021年7月 | 吉村なつき |
連続テレビ小説 おかえりモネ | 2021年10月 | 石井あかり |
やさしい猫 | 2023年6月 | 首藤マヤ |
「ユーミンストーリーズ・冬の終わり」3話あらすじ~次回予想~
やっともう一度仙川さんと同じ空間でユーミンの「冬の終わり」を聞くことができる。
もしかしたら今度はもう少し仙川さんとうまく話ができるかもしれない。
朋己の願いを叶えるため、みつきや定岡さん、前田さんらとともにやっと実行までこぎつけた「冬の終わり」プロジェクトでしたが、曲がかかると同時に仙川さんは店を飛び出してしまいました。
追いかける朋己。
仙川さんはどこに行ってしまったのでしょうか。
もう一度あの空間に油を一滴落としたい
朋己の願いは叶うのでしょうか。
この記事を書いたライターです。
子どもの頃からのテレビっ子。翌日学校でドラマの話をするのが大好きでした。
今も変わらずその延長線で好きを形に残したいとライター活動を始めました。
あったかいほうじ茶を飲みながら、のんびりと好きなことを書いていこうと思います。
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