連続テレビ小説「虎に翼」は日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ、一人の女性の実話に基づくオリジナルストーリーです。
困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開いてきた法曹たちの情熱あふれる姿を丁寧に描いています。
今週のタイトルは「女の一念、岩をも通す?」です。
毎週女シリーズのことわざや格言がタイトルとなっていますが、今回の「女の一念、岩をも通す?」は聞いたことある人が多くいると思います。
意味は言葉通り、女性の強い思いは硬い岩をも通してしまうという意味です。
学生生活も終盤にかかりいよいよ高等試験が近づいてきます。
寅子たちの運命はどうなっていくのでしょうか。
- 「虎に翼」第6週「女の一念、岩をも通す?」(26)ネタバレあらすじ~前回までのあらすじ~
- 「虎に翼」第6週「女の一念、岩をも通す?」(26)ネタバレあらすじ~高等試験司法科~
- 「虎に翼」第6週「女の一念、岩をも通す?」(26)ネタバレあらすじ~もう一度高等試験を~
- 「虎に翼」第6週「女の一念、岩をも通す?」(26)ネタバレあらすじ~不合格と募集中止~
- 「虎に翼」第6週「女の一念、岩をも通す?」(26)ネタバレあらすじ~連行される兄~
- 「虎に翼」第6週「女の一念、岩をも通す?」(26)ネタバレあらすじ~グッときた名シーン~
- 「虎に翼」第6週「女の一念、岩をも通す?」(26)ネタバレあらすじ~知識と教養:日中戦争~
- 「虎に翼」第6週「女の一念、岩をも通す?」(26)ネタバレあらすじ~次回予想~
「虎に翼」第6週「女の一念、岩をも通す?」(26)ネタバレあらすじ~前回までのあらすじ~
共亜事件の犯人の1人とされ、贈収賄の罪で裁判を受けていた直言。
直言らに下った判決は「全員無罪」という完全勝訴で幕を閉じました。
はるの手帳が検察の調書の矛盾を暴き、自白には信憑性がないばかりか事件としても存在しないと裁判官は判決を下したのです。
猪爪家に再び訪れた日常、寅子はまた勉学に励みます。
高等試験が待っています。
「虎に翼」第6週「女の一念、岩をも通す?」(26)ネタバレあらすじ~高等試験司法科~
昭和12年6月、共亜事件の終わりから半年が過ぎ、高等試験司法科が始まりました。
一次は筆記試験は必須と選択の計7科目を7日間かけて受験し、合格すると10月の口述試験に進むことができます。
7日間!?長すぎるなぁ~
緊張の面持ちの優三さん、お腹の具合は大丈夫かな
新聞の合格発表を見る優三さんと寅子。
「ない…」何度見ても自分の名前が載っていません。
寅子にとって初めての挫折です。
今までどんなことも難なくこなしてきた寅子、試験は難しくてもどこかで何とかなる、きっと大丈夫と思っていたことでしょう。初めての高等試験はそんなに容易いものではないということなのでしょうか。
「虎に翼」第6週「女の一念、岩をも通す?」(26)ネタバレあらすじ~もう一度高等試験を~
直言は事件後帝都銀行を辞め、発煙筒や信号弾を製造する登戸火工の社長になりました。
直言が家に帰ると暗い雰囲気の中、家族がみんな揃って待っています。
「そんな怖い顔しないでまずは2人の健闘を称えて」という直言を抑えて、はるは寅子に「試験は一発で合格してみせると言った」と問い詰めます。
もちろん寅子は合格する予定だったし試験の出来も悪くなかった、次は絶対合格してみせると言いますが、はるは頑として受け入れません。
「優三さんはいざとなればこのまま銀行で働ける。そもそも男と女では状況が全く違う」と言うはるに向かって直言が「頼む!」と頭を下げます。
父の言葉に寅子も優三さんも一緒に頭を下げてはるにお願いします。
「ただ飯食らいを置いておく余裕はありませんから」仕方なくはるがそう言言います。
「仕事を見つければもう一度試験を受けてもいいと言うこと?」寅子は春の言葉に喜びお礼を言います。はるだって寅子を応援したい気持ちも無い訳ではない、ただ初めに交わした約束にけじめをつけたかっただけなのかなと思いました。
はるさんだって寅子が諦める訳ないことをわかっているし。
いつも的外れなお兄ちゃんだけど今回ははるさんもそうだと思ったみたい
寅子の地獄はそんなに簡単ではないのです、まだまだ先も見えません。
「虎に翼」第6週「女の一念、岩をも通す?」(26)ネタバレあらすじ~不合格と募集中止~
学力不足で試験を受ける事さえできなかった生徒は「そうしょげるな、飲みにでも行こうぜ」と明るくはしゃいでみせます。
高等試験を合格したのは花岡と稲垣の二人だけ、寅子たち女子は全滅でした。
女子部の先輩、久保田さんは一次試験に合格したのですが口述試験では合格できず、寅子たちに力不足で申し訳ないと頭を下げます。
そこに女子部の後輩が現れ、新入生募集中止の新聞をみせます。
「勝手すぎる!」と怒りを露わにしたのは崔さん。
どうしたの?崔さんがこんなに怒るなんてなにがあったの?
一同は崔さんを追いかけながら学校へ向かいます。
学長が「年々入学希望者は減るばかり、赤字は膨らむ一方だ」と言うと寅子は「法改正がなされて私たちに道が開かれたばかり」と反論しますが、惨憺たる結果だと言い返されてしまいます。
納得できません、相談も無しにこんな大事なこと勝手に決めるなんてあんまりです!という崔さん。
「あと1年だけ待ってくださいませんか?来年こそは必ず合格しますから」崔さんの言葉に寅子も「来年もしダメならば女子部を廃止なさってください、その時は私たちが将来の後輩たちに頭を下げますから」と土下座します。よねさんも、涼子さまも躊躇することなく土下座します。
崔さんがこれほどまでに必死にお願いするにはいろんな事情があるはずです。詳しくはわからないけど崔さんの必死な想いは十分伝わります。
その場にいた女子全員が土下座をし、教室の外にいた花岡たちも学長らに「お願いします」と頭を下げます。
穂高先生は「水滴石穿(すいてきせきせん)」と呟きます。
学長は穂高先生にも頭を下げられ、学長は翌年誰かが合格すれば新入生の募集を再開するとみんなに約束しました。
喜びの涙をぬぐう崔さんの本当の気持ちをまだ寅子は知りませんでした。
「虎に翼」第6週「女の一念、岩をも通す?」(26)ネタバレあらすじ~連行される兄~
崔さんは出版社に勤める兄:潤哲と2人で暮らしています。
出版社に勤める潤哲は仕事が早く終わったため、香淑を迎えに甘味処・竹もとへ行き、寅子たちに「ご無沙汰しています」と挨拶を交わします。
「みんな来年も試験に挑戦出来て良かった」という兄に「みんながいれば怖いものなし」と笑う香淑。
静かで穏やかな時間です。
すると突然部屋に2人の男が入ってきて「崔潤哲、一緒に来てもらおう、心当たりがあるよね」と連行していきます。
妹の香淑ももう一人の男に連行されてしまいました。
当時は日中戦争がはじまり、女子部の中山先輩の夫の元にも召集令状が届いたと話していました。
戦争と留学生という立場にはいろいろと関連があるように思います。
潤哲さん、無事に解放されていればいいけど。。。心配だわ
日中戦争についてはこの後調べたことをまとめてみました
「虎に翼」第6週「女の一念、岩をも通す?」(26)ネタバレあらすじ~グッときた名シーン~
今回は留学生の崔香淑さんがクローズアップされていました。
崔さんといえばいつもは穏やかで優しく微笑んでいて、優秀で冷静なイメージがありましたが、今回新入生募集を中止すると聞いて激昂していました。
怒りを抑えきれず学長の元へ行き直訴する崔さん。
その表情には女子部が無くなってしまうことへの怒りだけでなく必死に訴える何かがあるように思えるのです。
それは留学生という立場からなのか、兄が警察と思われる人に連行されたことと関係があるのかもしれません。
理由はまだはっきりとわかりませんが、いつもとは様子の違う崔さんの行動に寅子たちも理由を聞くことなく同調する、その信頼関係にグッとくるものがありました。
「虎に翼」第6週「女の一念、岩をも通す?」(26)ネタバレあらすじ~知識と教養:日中戦争~
ドラマ内で出てきた日中戦争について調べてみました。
日中戦争とは日本軍への発砲(盧溝橋事件)により発生した、1937年(昭和12年)7月7日から1945年(昭和20年)8月15日まで、大日本帝国と蔣介石率いる中華民国国民政府の間で行われた戦争の事です。
国際的な経済制裁を恐れて太平洋戦争開戦まで宣戦布告を行わなかったため、この時点で日本では「支那事変」などと言われていました。
昭和12年(1937)7月7日、中国北京郊外の盧溝橋での日中両軍の衝突(盧溝橋事件)を発端とし7月末には日本軍が北京・天津地方を制圧しました。
8月には、上海で海軍陸戦隊の大山勇夫中尉が射殺されたことを契機に、日本は上海地方への出兵を決定し、9月2日には、「支那事変」と呼称すると発表し、日中は全面戦争状態に突入しました。
日本政府は年間予算とほぼ同額の戦費を計上し、日本経済はどんどん困窮していきます。
そして蔣介石率いる中国軍に対する英米からの支援ルートを遮断するために、日本軍は北部仏印(現在の北部ベトナム、ラオス、カンボジア)への進駐を決めたのです。
学校の授業で習ったかもしれませんが正直全く覚えておらず、知識もなにもないまま調べてみました。実際の史実を忠実に文章化できていないと思いますが、この先の「虎に翼」でこの日中戦争について触れるときがあれば改めて確認したいと思います。
「虎に翼」第6週「女の一念、岩をも通す?」(26)ネタバレあらすじ~次回予想~
女子部存続のために来年の試験で必ず高等試験の合格を誓う寅子たち。
寅子は働きながら高等試験を目指すようですが、どこで働くのでしょうか。
大学を卒表しバラバラになる5人ですがこれからどうなっていくのでしょうか。
崔さんの兄:潤哲さんは大丈夫なのでしょうか。
この記事を書いたライターです。
子どもの頃からのテレビっ子。翌日学校でドラマの話をするのが大好きでした。
今も変わらずその延長線で好きを形に残したいとライター活動を始めました。
あったかいほうじ茶を飲みながら、のんびりと好きなことを書いていこうと思います。
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