連続テレビ小説「虎に翼」は日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ、一人の女性の実話に基づくオリジナルストーリーです。
困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開いてきた法曹たちの情熱あふれる姿を丁寧に描いています。
今週のタイトルは「女の心は猫の目?」です。
虎に翼第35話「女の心は猫の目?」~前回までのあらすじ~
社会的地位を求め結婚することを決めた寅子(伊藤 沙莉)。
お見合い相手を探し続ける寅子(伊藤 沙莉)のところに現われた佐田優三(仲野太賀)さんは「僕じゃダメですか?」と尋ねます。
佐田優三(仲野太賀)さんも自分と同じように社会的地位が欲しいんだ、結婚して一人前だと世の中に認められたいんだと思った寅子(伊藤 沙莉)は優三さんの申し出を素直に受け入れました。
私、佐田優三(仲野太賀)さんと結婚します!
そうだ、こんなに近くに最高の相手がいたのに気づかなかった!
「この手があったか…」と呟く寅子(伊藤 沙莉)、これできっとうまくいくはずです。
虎に翼第35話第7週「女の心は猫の目?」あらすじ~その手があった~
「結婚?トラと君が?」
突然の申し出に驚く直言(岡部たかし)、目を丸くして驚く猪爪はる(石田ゆり子)に「とってもいい案だと思わない?」と言う寅子(伊藤 沙莉)。
寅子は喋り続けます。ご婦人だけでなく殿方だって社会的地位を得て一人前みたいな価値観が多いでしょ?優三さん以上のお相手がいますか?優しいし家族の事もよく知っている。直言は突然の結婚宣言に混乱しています。
話を聞いていた猪爪はる(石田ゆり子)は「その手があったか…」と呟きます。
あれ?トラちゃんと同じ反応。。。
寅子(伊藤 沙莉)の結婚相手としての優三さん、猪爪はる(石田ゆり子)に不服などないとは思うのですが。。。
虎に翼第35話第7週「女の心は猫の目?」あらすじ~結婚するうまみ~
猪爪はる(石田ゆり子)は優三さんに尋ねます。
やっぱりはるさん、しめるところはちゃんとしめるよね
うまみっていう表現はちょっと置いておいて、でもメリットがなくっちゃ大きな決断はできないはずだから大事なことをちゃんと聞いておいて良かったな~
やっぱり直言(岡部たかし)や猪爪はる(石田ゆり子)にとって寅子(伊藤 沙莉)は自慢の娘です。
賢くて優しくて歌も上手で人づきあいも上手い、大切な娘を預けるには誰でもいい訳ではありません。
寅子(伊藤 沙莉)の気持ちを汲んだうえで、猪爪家の一員になれることをこの結婚のうまみだと言った優三さん、嘘をついたりできない正直で真面目で腰の低い優三さんの言葉はとても真実味がありました。
虎に翼第35話第7週「女の心は猫の目?」あらすじ~初めての依頼人~
事務所で雲野に結婚報告をする寅子(伊藤 沙莉)の背中を驚いた表情で見つめるよねさん。
結婚式はあげずに写真だけは撮るなんてイマドキスタイルだね
事務所にみえた依頼人に寅子(伊藤 沙莉)を紹介し「猪爪…今度の苗字は?」と聞く雲野。
寅子(伊藤 沙莉)は猪爪寅子から佐田寅子になります。
おおっ?早速お祝い効果か?
深々と頭を下げる寅子(伊藤 沙莉)、依頼人がいい人だからか気が弱くてなのかわかりませんが寅子の初めても弁護も決まりました。
法服をまとい、法廷に立つ寅子(伊藤 沙莉)。
傍聴席にはよねさんと涙にくれる笹山さんの姿がありました。
笹山さん、お店をたたんじゃうんだって。トラちゃんの雄姿に感無量だわ~
自分の為、去っていった仲間たちの為やっとここまでたどり着いたと感慨深げな寅子です。
寅子はよねさんに「結婚には愛が必要だと思う?」と尋ねます。よねさんはそもそも結婚自体がくだらないと思うが社会的地位の為だけで婚姻関係が継続するのか疑問だと話します。寅子は私たちなら問題ない、優三さんはとってもいい人だしと話します。
よねさんは「逃げ道を手に入れると人間弱くなるもんだぞ」と言います。
「この結婚は逃げ道じゃない」寅子(伊藤 沙莉)はよねさんの言葉を心に刻みつけます。
虎に翼第35話第7週「女の心は猫の目?」あらすじ~結婚しました~
寅子(伊藤 沙莉)と優三さんは結婚しました。
直明も寄宿舎から帰ってきました。猪爪家全員集合です。
寅子(伊藤 沙莉)は黒い振袖にベールをかぶります。
そして最初の夜、寅子(伊藤 沙莉)は緊張しています。
「そんな緊張しなくてもトラちゃんには指一本触れたりしないから」と言って布団に入る優三さん。勘違いしちゃった、「ごめんなさい」と笑って寅子も布団に入ります。優三さんは天井を見つめて「まぁ僕はずっと好きだったんだけどね、トラちゃんが」と呟きます
寅子も「そう…おやすみな…」じゃないよ~!
早く気づいてよ!優三さんの気持ち!
そして優三さんの寝つきが良すぎる!
これは寝ていられない!優三さん、起きてください!
優三を起こし「ずっと好きだったっていうの本当ですか?」と聞く寅子(伊藤 沙莉)。
高等試験に合格できなかった時点でトラちゃんへの思いを告げることはないだろうと思ってた。でも誰でもいいなら当たって砕けろ!って。だからご心配なく。トラちゃんに見返りを求めたりしないし今まで通り書生の優三さんとして接してくれて構わないから。。優三さんはつい出てしまった本当の気持ちを寅子に伝えながらも寅子の負担にならないように寅子の気持ちを優先すると話します。
優三さんの話をうなずきながら聞く寅子(伊藤 沙莉)。
優三さんも言いたいことを全部伝え、すっきりしたのか再び深い眠りについてしまいました。
優三さんの言葉の意味を一生懸命理解しようとする寅子、大丈夫かな?ちゃんと優三さんの気持ちを全部汲み取ることができたのかな?
虎に翼第35話「女の心は猫の目?」あらすじ~グッときた名シーン~
今回は優三さんの思わず出てしまった心の声ですね。
寅子(伊藤 沙莉)への恋心がいつから芽生えていたのかは描かれていないので、勝手に優三さんの気持ちになってみたいと思います。
猪爪家の書生となり元気で明るく自分の意見をしっかり持ち突き進んでいく寅子(伊藤 沙莉)は気になる存在になっていたのでしょう。
寅子(伊藤 沙莉)が自分と同じ法律の道を目指すようになってからは先輩である自分が教えてあげて、共に同じ夢に向かう同志になろうと努力していました。
危なっかしくて心配で、でも応援したくなる寅子(伊藤 沙莉)にどんどん惹かれていった優三さん(想像)。
法廷劇の時、よねさんを止めにいったはずの寅子(伊藤 沙莉)が思いっきりひっかいたのは優三さんの顔、あの時も必死にトラちゃんを守ろうとしていたのでしょう。
想えばいろんなところで寅子(伊藤 沙莉)は優三さんに助けられてきました。
当時は単純にありがたかっただけの寅子(伊藤 沙莉)もきっとそのひとつひとつに優三さんの気持ちを考えることができると思います。
緊張する優三さんに変顔をみせてリラックスさせようとするトラちゃんの存在は、もうたまらなく愛おしかったでしょう。
書生という立場もあり、寅子(伊藤 沙莉)に気持ちを伝えるのであれば高等試験に合格し、対等な立場になってからだと心に決めていた優三さん。
猪爪家を出て、寅子(伊藤 沙莉)とは距離を置き気持ちを抑えていたところにお見合い相手を探していると聞いて最後のチャンスにかけた優三さん。
そりゃお腹も壊しますよ、だって断られてしまったらもう後がないんだから。なんとしても寅子の希望にそうように話を進めなくちゃいけない。だからトラちゃんが笑顔で「ハイ!」と差し出した右手を握りしめちゃったんです。嬉しくてブンブンふりまわしちゃったんです、緊張しすぎてアウトになりかけちゃったんです。
寅子(伊藤 沙莉)が気負わないように「指一本触れないから」と言った後の「まぁ、僕はずっと好きだったんだけどね、トラちゃんが」はもうじれったくて。
でも本当の気持ちをサラッと伝えることができて優三さんはスッキリしたでしょうね。
トラちゃんは「はて?」の嵐でしょうけど。
虎に翼第35話「女の心は猫の目?」あらすじ~知恵と教養:寅子(伊藤 沙莉)の花嫁衣裳~
寅子(伊藤 沙莉)と優三の結婚は挙式をあげずに自宅で家族写真を撮り食事をするというスタイルでした。
本当なら盛大に祝ってあげたいと直言(岡部たかし)は思っていたでしょうね。
兄:猪爪直道(上川周作)の結婚式では真っ白いドレスを着てベールを被っている猪爪花江(森田望智)ちゃんがとても清楚で可愛らしく感じました。
寅子(伊藤 沙莉)の花嫁姿はと言うと黒い振袖でベールを被っています。
当時の結婚式では黒の振袖に角隠しと言うのが花嫁の定番だったそうです。
当時はこんな和洋折衷スタイルもあったのですね。
ベールを被ることで結婚式や花嫁らしさが一段と増します。
猪爪花江(森田望智)ちゃんの結婚式の時のベールによく似ていますが、同じかどうかはわかりません。
でもあのベールが猪爪花江(森田望智)ちゃんのものだったらと思うと嬉しさが倍増しますね。
寅子の花嫁衣装である黒の振袖も素敵でしたね。
帯や帯揚げも華やかで美しかったです。
こういうシックな装いも流行るかもしれませんね。
第35回「虎に翼」「女の心は猫の目?」あらすじ~最終回予想~
寅子は猪爪寅子から佐田寅子になりました。
優三さんとは社会的地位を得るための結婚だと思っていましたが、「ずっと好きだった」と聞いてしまった寅子(伊藤 沙莉)の気持ちに変化は現れるのでしょうか。
結婚したことで弁護士の仕事も順調になっていくのでしょうか。
寅子が結婚した翌月の昭和16年12月、日本は真珠湾を攻撃しアメリカやイギリスと戦争を始めることになっていくのです。
激動の時代を寅子(伊藤 沙莉)や佐田優三(仲野太賀)はどう過ごしていくのでしょうか。
この記事を書いたライターです。
子どもの頃からのテレビっ子。翌日学校でドラマの話をするのが大好きでした。
今も変わらずその延長線で好きを形に残したいとライター活動を始めました。
あったかいほうじ茶を飲みながら、のんびりと好きなことを書いていこうと思います。
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