大庭家の遺産相続はなかなか進みません。
特に長男徹太の主張は強く、調停を重ねてもなかなか終わりが見えてきません。
民法が変わったことも少しも考慮しない大庭 徹太(見津 賢)。
相続の放棄はしないという大庭 梅子(平岩 紙)さんですが、いったいどうなっていくのでしょうか。
いつもなら佐田 寅子(伊藤 沙莉)も自分に出来ることを考えるのですが今回ばかりは何もできないことがもどかしくてたまりません。
第63話難航する大庭家の遺産相続!~前回までのあらすじ~
元山すみれ(武田梨奈)が持つ遺言書の検認に立ち会うため、梅子(平岩 紙)と三人の息子たち、そして義理の母・常(鷲尾真知子)が家庭裁判所にやってきました。
寅子(伊藤 沙莉)は大庭 梅子(平岩 紙)との再会を喜び、轟太一(戸塚純貴)とよね(土居志央梨)の事務所に行きます。
轟とよねさんは大庭家の遺言書が有効かどうか調査を始めました。
猪爪はる(石田ゆり子)が他界した猪爪家では忙しく働く寅子(伊藤 沙莉)の事を思い、花江(森田望智)が一人で家族全員を支える状況が続いていました。
第63話「虎に翼」第13週「女房は掃きだめから拾え?」~遺産相続は大荒れの予想~
大きな声出してストレスを発散するしかないよね!わかる!
多岐川はこじれて調停が不成立になった時こそ寅子の出番じゃないかと言いますが、立場上友達の味方は出来ないと言います。ならばできることが何もないなら弁護士を信じたまえと言います。多岐川はやっぱり賢いな。
3人とも心配なところがたくさんある、だから3人手を取りあって生きていって欲しい。息子たちの誰かが損をするようなことが無いようにしたいと話します。うん、わかる、母親の発想。誰が一番とかはない、どの子も心配だしどの子も大切。どの子にも幸せになってほしい。
第63話難航する大庭家の遺産相続!~花江が恋をしている?~
ちょっと皮が破れていて少し不格好なのはそのせいか!
そんなことはるさんは直人たちに話してたんだね~
そして直人くん、お父さんよりは洞察力が高いよね!
第63話難航する大庭家の遺産相続!~子どもたちの感情~
子どもを置いてったくせに、謝れば済むと思って!そこから俺の人生狂ったんだと怒り出す徹次。いたたまれなくなった光三郎が叫びます。「もうやめようよ、お父さんみたいにお母さんイジメるの。戻ろうよ、昔みたいにお母さんのおにぎり食べてた時みたいに」
大庭 光三郎(本田 響矢)はずっとお母さんのことが大好きなまま大きくなってきたのでしょう。
第63話難航する大庭家の遺産相続!~ワガママすぎる主張~
家制度の名残は消えないとぼやく調停員、確かに他の人よりも法律に触れて生きているはずなのに自分の事となるとその枠にはめて考えることすらできなくなってしまう、今でもそんな話あるように思います。
思った通りみんな勝手なことばかり言っているね
常が一番の決定権を持っているよね。まさにラスボス!
第63話「虎に翼」第13週「女房は掃きだめから拾え?」~グッときた名シーン~
光三郎が梅子さんからの愛情をたっぷりと受けて優しく素直に育っている様子が感じられました。
お母さんのおにぎりが大好きだったのは本当は子どもたち全員だったはず。
なのに大人の真似をして父親や祖母のように母親に接することで2人の機嫌を取ることができた大庭 徹太(見津 賢)。
父親という味方を手に入れることで兄弟の中でも権力を誇示できる。そんなことを覚えてしまったのでしょうね。
大庭 徹次(堀家 一希)も迷っていたのでしょう。
父親と同じように過ごす兄には対抗できないし、母親ががっちり大切に守っている光三郎のようには過ごせない。
どっちつかずで宙ぶらりんな関係性、最終的には母親をなじることしかできない存在。
三人兄弟の難しさが大庭家を象徴しているように感じました。
今からでも遅くはない、お母さんのおにぎりを美味しいと喜んでいた頃の気持ちにみんなが戻れたのなら大庭家はもう一度やり直すことができるかもしれません。
第63話「虎に翼」第13週「女房は掃きだめから拾え?」~知恵と教養:「女房は掃きだめから拾え」とは~
「女房は掃きだめから拾え」ということわざについて調べてみました。
同様の意味のことわざで「女房は灰小屋から貰え」というものもあります。
意味は妻を迎えるなら、自分より格下の家からもらうのがよいということ。
身分の高い家から妻をもらうと、親戚付き合いに苦労したり夫の権威が下がったりする恐れがあるとの意からこの言葉は誕生したようです。
大庭徹男にとって梅子さんは自分よりも格下の女であると思って結婚したのでしょう。
しかしながら梅子さんは非常に賢い女性、その梅子さんを見下したりバカにするような態度を取ることで優位に立とうとした愚かな発想にあきれるばかりです。
夫の話の腰を折るようなことはせず、たとえ自分が小馬鹿にされようとも甘んじて黙認する、本当は誰の行いの格が高いのか少し考えればわかるような気もするのですが男尊女卑が当たり前の時代だからと片付けてしまうのも少し違う気がします。
63話「虎に翼」第13週「女房は掃きだめから拾え?」~最終回予想~
この記事を書いたライターです。
子どもの頃からのテレビっ子。翌日学校でドラマの話をするのが大好きでした。
今も変わらずその延長線で好きを形に残したいとライター活動を始めました。
あったかいほうじ茶を飲みながら、のんびりと好きなことを書いていこうと思います。
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