虎に翼第67話星長官の改稿作業にのめりこむ寅子本心を話さない航一との共同作業となるほど!

虎に翼

久藤 頼安(沢村 一樹に頼まれて星長官平田 満の著書「日常生活と民法」の改稿のお手伝いをすることとなった寅子。

一緒に改稿作業をするのは長官の息子:星 航一(岡田将生)です。

星 航一(岡田将生)ははっきりと気持ちを言葉にしないタイプで、「なるほど」と返答されるとどういうニュアンスなのかわからず微妙な空気になります。

新しいタイプの曲者と寅子はどのようにかかわっていくのでしょうか。

第67話星長官の改稿作業にのめりこむ寅子(伊藤沙莉)本心を話さない航一(岡田将生)との共同作業~前回までのあらすじ・ネタバレ~

ひょんなことから有名人になった寅子(伊藤沙莉)はますます仕事に追われるようになりました。

家庭のことを花江(森田望智)に任せきりになっていることが気になりますが、とにかく寅子には時間がありません。

そんな中、最高裁長官・星朋彦(平田満)の本の改稿作業の手伝いを依頼され、休日返上で長官室を訪ねた佐田 寅子(伊藤 沙莉)

そこで寅子は星の息子で横浜地裁の判事である航一(岡田将生)と出会うのですが。。。

第67話星長官の改稿作業にのめりこむ寅子(伊藤沙莉)本心を話さない航一(岡田将生)との共同作業~長官が見せる親の顔~

佐田 寅子(伊藤 沙莉)は星長官平田 満の本『日常生活と民法』を手に取り、「法律を身近に感じることができる名著ですね」と絶賛しました。

法改正された箇所を改稿すれば長きに渡り愛される本になると思うと満面の笑みを添えて星 航一(岡田将生)に話す佐田 寅子(伊藤 沙莉)

「なるほど」

それは肯定なのか否定なのか

どちらでもないのか、どうでもいいことなのか

星 航一(岡田将生)の考えていることは全く読めません。

大丈夫なのかなぁ

いやトラちゃんのコミュ力を持っていればどんな人とも距離が縮まるはず!

その後、長官が部屋に入ってきて寅子に差し入れを手渡します。
「私なんて偉そうに言う口だけジジイだよ」と言う長官。
裁判官に戻らず弁護士でいたのはその方が金を稼げたから、信念より金を取ったんだと話す長官は、佐田 寅子(伊藤 沙莉)だれか星 航一(岡田将生)に合いそうなご婦人はいないかと話します。
航一も戦争中妻を病気で亡くしたといいますが、どうも航一はその話をしたくない様子です。
再婚をしたいのかしたくないのか、自分のことですらはっきりさせない星 航一(岡田将生)はどこまで寅子の話を真剣に聞いているのか全くわかりません。

第67話星長官の改稿作業にのめりこむ寅子(伊藤沙莉)本心を話さない航一(岡田将生)との共同作業あらすじ~なるほどの続き~

休日返上で星長官平田 満の本『日常生活と民法』の改編作業を行う佐田 寅子(伊藤 沙莉)

今日は3回目、佐田 寅子(伊藤 沙莉)が書いた文章を航一が読み「なるほど」と呟きます。

むしろ民法は現実の家庭生活を目標にして、その中で人々は互いに尊重しあいながら協力していくような民主的な家庭を作り出そうとしているのであります。
「いいですね、ここ」と言ってくれた星 航一(岡田将生)
NHK好き主婦(三村和子)
NHK好き主婦(三村和子)

そういうこと言えるんだね、航一さん

いままでどちらにも取れるようないい方しかしない人の誉め言葉はこの上なくテンションが上がります。
NHK好き主婦(笹木たえ)
NHK好き主婦(笹木たえ)

きちんと理解してから出ないと自分の意見を挟まない、慎重派なのかも

寅子と航一がお互いの原稿を読み、調整したものを長官が読んでさらに書き直しをしていきます。
長官の「大変よろしい」と書いてくださった赤い文字、うれしくて大好きな法律と向き合う時間が楽しくてたまらない寅子です。
NHK好き主婦(三村和子)
NHK好き主婦(三村和子)

トラちゃん、優未が寂しそうにしているよ。。。

梅本
梅本

好きなことに没頭していると周りが見えなくなっちゃうよね、トラちゃん。こんな時優三さんがいたら「トラちゃん、深呼吸」ってアドバイスしてくれるだろうに。。今は自分で自分をコントロールしなくちゃいけない。今のトラちゃんの頭の中に優未は何パーセント占めてるの?

第67話星長官の改稿作業にのめりこむ寅子(伊藤沙莉)本心を話さない航一(岡田将生)との共同作業~本に刻まれた名前~

序文は自分で書きたいと言う長官、佐田 寅子(伊藤 沙莉)星 航一(岡田将生)は竹もとで出来上がりを待ちます。

「今日でお手伝いも終わりだから寂しくて」と話す寅子に無言の航一。

最期の確認と言い星 航一(岡田将生)は原稿を佐田 寅子(伊藤 沙莉)に渡します。

「これって…」寅子の手が止まります。

『日常生活と民法』星明彦著 星航一 佐田寅子補修

寅子は自分の名前を見つめ、佐田優三さん(仲野太賀)と話した夢の話を思い出しました。

法律の本を出したかった、僕が法律を学ぶ楽しさを知った時のように誰かに伝えられたら
寅子は何度も小さくうなずいて、夫は法律の本を出版することが夢でしたと言い「代わりに夢を叶えたってことにしちゃいましょうか」と話します。
梅本
梅本

涙目になる寅子、優三さんの代わりに私が書いたこの本を読んで誰かが法律を学ぶ楽しさを知ることが出来たら、そんなきっかけになれたら 優三さんの思いを自分が叶えることができる、偶然携わることができるのは奇跡ですね。良かったねトラちゃん、頑張った甲斐があったね。

第67話星長官の改稿作業にのめりこむ寅子(伊藤沙莉)本心を話さない航一(岡田将生)との共同作業~出がらし冥利に尽きる?~

星 航一(岡田将生)は小さな声で「なるほど」と言い「そんな風に喜んでもらえるなら父さんの出がらし冥利に尽きます」と話します。
穂高先生に最高裁判事をお願いした日、星長官は穂高先生にこんな話をしたと言います。
梅本
梅本

自分は人生を頑張りつくした、時代も変わった、役目を終えた、いわば出がらしだ。しかし出がらしにだからできる役割がある、若い奴らに残せるものがあるんじゃぁないか?

この本は父なりの出がらしの役割なのかもと航一は話します。
竹もとにやってきた長官は、できたばかりの序文を佐田 寅子(伊藤 沙莉)に読んで聞かせます。
戦争で日本は敗れ、国を立て直すため民法も改訂されました。現実の生活より進んだものを取り入れています。この民法が早く国民に馴染み新しく正しいものに変わっていく事を望みます。民法は万人が知らねばならぬものです。
梅子さん平岩 紙もその場にいたお客さんもみんな耳を傾け、最後にあちこちから拍手が起きました。
長官はこの本が出版される前に亡くなってしまいました。
佐田 寅子(伊藤 沙莉)はこの本を佐田優三(仲野太賀)さんに供えます。
長官の思いはこうやって寅子や星 航一(岡田将生)の力を借りて次の世代に引き継がれていくのでしょうね。

第67話星長官の改稿作業にのめりこむ寅子(伊藤沙莉)本心を話さない航一(岡田将生)との共同作業~グッときた名シーン~

改稿した本に載せるという自分の名前をじっと見つめる寅子。

こみあげる想いに少し胸を詰まらせながら、優三さんとの時間を思い出す寅子。

「法律の本を出したかった」

あの日、寅子と優三さんが寝る前に話していた夢が現実のものになった。

大好きな法律の事を解説した本に携わることができて嬉しくて仕方なかった寅子。

忙しい仕事の中で休日返上で取り組んだ改稿作業は大変ではありながらも寅子にとって非常に満足いく仕事だったのでしょう。

大変だった民法改定の話し合いの日々、正直未だに新しい民法をみんながきちんと理解しているか怪しいところもあります。

まだまだ旧民法に制定されていたことや家制度や家長制度の名残などもあり、皆が正しく平等でいられるようにはなっていないかもしれません。

優三さんが話していたように法律を学ぶ楽しさを知る本を作りたい、その思いを寅子が実現することになったこの縁に深く感動しました。

第67話星長官の改稿作業にのめりこむ寅子(伊藤沙莉)本心を話さない航一(岡田将生)との共同作業~知恵と教養:岡田将生さん~

星長官の息子:星航一を演じている岡田将生さんについて調べてみました。

氏名 岡田 将生(おかだ まさき)
生年月日 1989年8月15日
出身地 東京都
身長 182㎝
事務所 スターダストプロモーション

岡田将生さんは中学2年生の時、原宿でスカウトされ高校進学後にデビュー。

端正な顔立ちからイケメン代表選手と称されるだけでなく、映画やテレビドラマでの多たさいな演技力や活躍に対し多くの賞を受賞しています。

主なNHKドラマについて調べてみました。

大河ドラマ「平清盛」 2012年1月 源頼朝役・ナレーション兼任
昭和元禄落語心中 2018年10月 主演・八代目有楽亭八雲
連続テレビ小説「なつぞら」 2019年5月 奥原 咲太郎役
タリオ 復讐代行の2人 2020年10月 主演・黒岩賢介

NHKドラマへの出演が意外に少なかったのは驚きでした。

ですが民法のテレビ番組では毎回何かしらのドラマに出演しているくらい印象深い役を演じているように思います。

映画でも主演作も多く、岡田将生さんならではのキャラクターがたくさんあり幅広い演技力に感心してしまいます。

今回『虎に翼』で演じている星航一は自分の感情を表に出さない、何を考えているのかわからないような人物ですが寅子の人生に大きくかかわっていく人です。

岡田将生さん、大好きな俳優さんなのでこれからどのような航一を見せてくれるのか期待が高まります。

第67話星長官の改稿作業にのめりこむ寅子(伊藤沙莉)本心を話さない航一(岡田将生)との共同作業~最終回予想~

星長官の民法改定への思いを込めた著書は長官が亡くなった後出版されました。

法律家だけのものではなく万人のものである法律、時代とともに変わっていくべきものという長官の思いは込めた著書です。

最高裁長官を失った日本を誰がどう導いていくのでしょうか。

 

 

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