新潟での生活に少しずつ慣れていく寅子ですが、今までの様に穏便に事を済ませることが出来ず苦々しく思う杉田兄弟や事を荒立てないで欲しいと願う支部の人たちとの間には気持ちのズレが生じているようです。
優未にお父さんはどんなところがダメだったの?と聞かれて、上手く言葉が出てこずはぐらかしてしまった寅子。
せっかく優未の心の扉が少し開いたのに。。。
- 虎に翼第79話 優未(竹澤咲子)に優三(仲野太賀)の話ができないのは何故?高瀬(望月歩)と寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が感じる同じ感情とは?~前回までのあらすじ・ネタバレ~
- 虎に翼第79話 優未(竹澤咲子)に優三(仲野太賀)の話ができないのは何故?高瀬(望月歩)と寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が感じる同じ感情とは?~事実に蓋をしなければ~
- 虎に翼第79話 優未(竹澤咲子)に優三(仲野太賀)の話ができないのは何故?高瀬(望月歩)と寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が感じる同じ感情とは?~とんでもなく諦めが悪い~
- 虎に翼第79話 優未(竹澤咲子)に優三(仲野太賀)の話ができないのは何故?高瀬(望月歩)と寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が感じる同じ感情とは?~息苦しさからの解放~
- 虎に翼第79話 優未(竹澤咲子)に優三(仲野太賀)の話ができないのは何故?高瀬(望月歩)と寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が感じる同じ感情とは?~溝を埋めるべく~
- 虎に翼第79話 優未(竹澤咲子)に優三(仲野太賀)の話ができないのは何故?高瀬(望月歩)と寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が感じる同じ感情とは?~グッときた名シーン~
- 虎に翼第79話 優未(竹澤咲子)に優三(仲野太賀)の話ができないのは何故?高瀬(望月歩)と寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が感じる同じ感情とは?~知恵と教養:杉田兄弟~
- 虎に翼第79話 優未(竹澤咲子)に優三(仲野太賀)の話ができないのは何故?高瀬(望月歩)と寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が感じる同じ感情とは?~次回予想~
虎に翼第79話 優未(竹澤咲子)に優三(仲野太賀)の話ができないのは何故?高瀬(望月歩)と寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が感じる同じ感情とは?~前回までのあらすじ・ネタバレ~
山の境界線をめぐる現地調停の途中で書記官の高瀬(望月歩)は森口(俵木藤汰)といさかいを起こしてしまいました。
止めようとした寅子(伊藤沙莉)も巻き込まれ、川でずぶぬれになってしまいました。
高瀬は森口との言い合いの内容を明かそうとせず、寅子は「よそ者のくせにこっちのフリしなくても」とまで言われる始末。
家では優未(竹澤咲子)がテストの点数をごまかそうとしていました。
緊張してお腹がギュルルルしてしまうと話す優未、亡き夫・優三(仲野太賀)と同じだと笑う寅子ですが。。。
虎に翼第79話 優未(竹澤咲子)に優三(仲野太賀)の話ができないのは何故?高瀬(望月歩)と寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が感じる同じ感情とは?~事実に蓋をしなければ~
杉田次郎から高瀬と森口さんのいさかいの理由を聞いた航一は静かに話しました。
何年も前に戦死の知らせが届いているのにと話す杉田に「死を知るのと受け入れるのとは違う。事実に蓋をしなければ生きていけない人もいます」と言う航一。
だから語りなくないし語られたくないってことなんだよね
寅子の言葉にうなずく航一、大切な人を亡くした人は高瀬の気持ちが良くわかるのでしょうね。
「みんな大事な人を戦争で亡くしている、いい大人なんだから乗り越えていかないと」と話す次郎に「なるほど」と言う航一。「そう言われるから乗り越えたフリをするしかなかった」航一は高瀬の事を話したのにまるで自分の事を見透かされたような気持ちになった寅子です。
乘り越えたフリをして、優三さんが亡くなってしまった事実に蓋をして、仕事に没頭していった寅子。
もちろん生活の為に仕事を必死にこなし成果を上げて、母はるが思い描いたような収入や貯蓄ができるようにと働いてきた寅子ですが、もしかしたら忙しく過ごしていないと優三さんの事が思い出されて止まってしまうことが怖かったのかもしれませんね。
虎に翼第79話 優未(竹澤咲子)に優三(仲野太賀)の話ができないのは何故?高瀬(望月歩)と寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が感じる同じ感情とは?~とんでもなく諦めが悪い~
航一の言葉は高瀬君の事だったのに、どこか自分の事のように思えて仕方ない寅子。
今の自分の気持ちを航一に話します。
そうだよね、だから「なるほど」でシャットアウトするんだよね
航一は「佐田さんは溝を埋めようと必死にもがいている。とんでもなく諦めが悪いですね」と言い「褒めたつもりでした」と言い直します。
わかりにく~いなぁ!航一さん
でも自分とはタイプの違う行動ができる寅子にちょっと羨ましさもあるのかも。
虎に翼第79話 優未(竹澤咲子)に優三(仲野太賀)の話ができないのは何故?高瀬(望月歩)と寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が感じる同じ感情とは?~息苦しさからの解放~
寅子は帰り道、木陰で本を読んでいる高瀬君を見つけます。
高瀬君はどうしても森口さんの態度が許せないのでしょうね。
強い口調で寅子を拒み、胸の内を打ち明けます。
どこにいても誰かが自分の事を噂する。他人の尺度で良し悪しを図られる。
田舎の煩わしさの中で真面目に必死に自分らしく一生懸命働いてきた高瀬君、彼の姿に弟直明の姿を重ねてしまう寅子。
自分の事よりも周りの人の事を優先する優しさ、仕事に真面目に取り組む高瀬君の良姿をもう一度取り戻せるように願うのです。
虎に翼第79話 優未(竹澤咲子)に優三(仲野太賀)の話ができないのは何故?高瀬(望月歩)と寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が感じる同じ感情とは?~溝を埋めるべく~
夕ご飯を作る優未に話しかける寅子ですが優未は「いいからね、お父さんのお腹ギュルルルのことが分かっただけでいい」と言われてしまいます。
優未、もしかしたら溝を作るタイプなのかもね
優しい言葉でこれ以上無理しないでって言いながらの拒否だよね
焦らないで、トラちゃん。
溝を埋めようとする、その姿勢が大事なんだよ、諦めずにね!
翌日出勤すると高瀬君の姿がありました。
少し安心した寅子は過去の判例を調べたいと高瀬君に協力を仰ぎます。
高瀬君は江戸時代の古文書を図書館で見つけたと寅子に報告します。その様子を苦々しく見つめる杉田兄弟。特に兄太郎の顔!怒りがこみあげて顔を歪ませています。この人たちは正しい判決が欲しいんじゃない、自分の弁護するお偉いさんが有利になるような結果が欲しいだけなんじゃないの?そういう弁護士もいるんだよね。。。
今日の裁判は寅子から森口さんと原さんに質問をする予定でしたが、杉田太郎は森口さんの書庫に地境協定文書があったと寅子に証拠の品を渡します。
そこには2人の主張とは違うことが書かれており、いわば2人は先人たちの被害者だと杉田は言い、円満解決だとして拍手で無理矢理終了させようとしました。
閉廷後、高瀬君は事前に話し合いを済ませてきたのだろうと寅子に話し、お互いにうまみのある取引がされたんでしょうかと呟きます。
支部長室にやってきた杉田は丸く治まったことを喜びましょうと言い、これ以上深堀りしないよう念を押します。
虎に翼第79話 優未(竹澤咲子)に優三(仲野太賀)の話ができないのは何故?高瀬(望月歩)と寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が感じる同じ感情とは?~グッときた名シーン~
星長官の息子:航一は自分の感情を表に出さない人で何を考えているのか読めない人です。
ですが今回の件で高瀬君の心情が何故か航一にもしっくりくるところがあったようです。
星長官の話では航一は病気で妻を亡くし2人の子どもがいると言うことですが、私生活は謎のまま。
柔らかな笑顔とソフトな口調から温厚な性格のようですが、自分の感情を言葉にせず「なるほど」という否定にも肯定に取れる言葉でごまかしてきた航一。
死を知るのと受け入れるのとは違う。事実に蓋をしなければ生きていけない人もいます。思い出にできるほど死を受け入れていない、乗り越えたフリをするしかなかった。
高瀬君の兄を思う気持ちを代弁した航一の言葉は、優未に優三の事を話せない寅子の事だけでなく、もしかしたら航一自身の感情ともいえるのではないかと思うのです。
虎に翼第79話 優未(竹澤咲子)に優三(仲野太賀)の話ができないのは何故?高瀬(望月歩)と寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が感じる同じ感情とは?~知恵と教養:杉田兄弟~
今回は次第に裏の顔が見え隠れする杉田兄弟を演じる高橋克実さんと田口浩正さんについて調べてみました。
名前 | 高橋克実 |
生年月日 | 1961年4月1日 |
出身地 | 新潟県三条市 |
事務所 | シス・カンパニー |
松田優作さんに憧れて俳優をめざした高橋克実さんは劇団に入り芸能界に入り、テレビドラマ『ショムニ』の部長役でブレイクしました。
ぞの後、八嶋智人さんとの司会を務めた『トリビアの泉』がヒットし、俳優業だけでなく司会業やタレントとしての活躍の場を広げていきました。
コミカルな役どころはお手の物ですが、最近では優しいお父さんから笑顔の奥に見せる凄味などサイコパス的要素も見ごたえがあると思います。
作品名 | 放送年月 | 役名 |
氷壁 | 2006年 | 工藤敬一 役 |
フルスイング | 2008年1月 | 高林導宏 役 |
大河ドラマ「龍馬伝」 | 2010年6月 | 西郷隆盛 役 |
連続テレビ小説「梅ちゃん先生」 | 2012年4月 | 下村建造 役 |
紅白が生まれた日 | 2015年3月 | 山田孝介役 |
デジタル・タトゥー | 2019年5月 | 岩井堅太郎 役 |
うつ病九段 | 2020年12月 | 先崎朗役 |
古見さんは、コミュ症です。 | 2021年9月 | 語り |
高橋克実さんは新潟県三条市の出身で2022年PRアンバサダーに就任しています。
「虎に翼」では高橋克実さんのリアルな方言が聞けますね!
名前 | 田口浩正 |
生年月日 | 1967年10月8日 |
出身地 | 福岡県福岡市 |
事務所 | ホリプロ |
作品名 | 放送年月 | 役名 |
連続テレビ小説「ふたりっ子」 | 1996年 | 雨宮秋彦 役 |
連続テレビ小説「とと姉ちゃん」 | 2016年 | 山岸隆一 役 |
連続テレビ小説「エール」 | 2020年 | 吉野福之助 役 |
大河ドラマ「平清盛」 | 2012年 | 平貞能 役 |
正直不動産2 | 2024年2月 | 河原稔 役 |
虎に翼第79話 優未(竹澤咲子)に優三(仲野太賀)の話ができないのは何故?高瀬(望月歩)と寅子(伊藤沙莉)と航一(岡田将生)が感じる同じ感情とは?~次回予想~
杉田弁護士は「持ちつ持たれつ」「丸く穏便に」と言いながら根回しをして事なかれにして森口さんと高瀬君との件も終わらせようとします。
ですが寅子にはそんなことはできません。
波風が立ってしまうけど、水を濁してしまうけど法の下平等に検討してきちんとさせなくてはいけない。
寅子はこの土地にはびこる慣習や上下関係の根深い問題に足を踏み込んでしまいました。
この記事を書いたライターです。
子どもの頃からのテレビっ子。翌日学校でドラマの話をするのが大好きでした。
今も変わらずその延長線で好きを形に残したいとライター活動を始めました。
あったかいほうじ茶を飲みながら、のんびりと好きなことを書いていこうと思います。
コメント