連続テレビ小説「虎に翼」は日本史上初めて法曹の世界に飛び込んだ、一人の女性の実話に基づくオリジナルストーリーです。
困難な時代に立ち向かい、道なき道を切り開いてきた法曹たちの情熱あふれる姿を丁寧に描いています。
今週のタイトルは「屈み女に反り男?」です。
女は少しかがんで俯向きかげんでなよやかにしている姿がよく、男は反対に少々胸を反らしているほうが男らしいという意味のことわざです。
男女平等という考え方が掲げられてはいますが実情はどうなのでしょうか。
- 「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(20)ネタバレあらすじ~前回までのあらすじ~
- 「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(20)ネタバレあらすじ~捜査令状~
- 「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(20)ネタバレあらすじ~悔しがるのは後回し~
- 「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(20)ネタバレあらすじ~家族が逮捕される~
- 「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(20)ネタバレあらすじ~友人の身に起きた事件~
- 「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(20)ネタバレあらすじ~グッときた名シーン~
- 「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(20)ネタバレあらすじ~知識と教養:書生について~
- 「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(20)ネタバレあらすじ~次回予想~
「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(20)ネタバレあらすじ~前回までのあらすじ~
ケガをした花岡悟(岩田剛典)が無事退院し、お互いに謝罪をして少し距離が近づいた寅子たちと男子学生たち。
いろいろな感情をもつでしょうが、本当の自分で接してほしいと話す寅子に花岡悟(岩田剛典)は「これじゃあ君の事ばかり考えてしまう」と言葉を残し帰っていきました。
浮かれ気分で自宅へ帰った寅子ですが、家の前には人だかり。
母は男性たちに玄関で「今日はお帰りください」と頭を下げています。
寅子の浮かれ気分は吹き飛んでしまいました。
父に贈賄の容疑がかかっている?いったいどういう事なのでしょうか。
猪爪家のピンチを誰がどう救ってくれるのでしょうか。
「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(20)ネタバレあらすじ~捜査令状~
寅子が急いで家に入ると母が玄関で気丈に頭を下げ「今日はお帰りください」と頼んでいます。
男ははるに家宅捜索の令状を見せ「帝都銀行経理第一課長、猪爪直言を贈賄の容疑で拘留した」と言います。
寅子の弟:直明も勇気を振り絞り男にお願いをします。母は直明を抱き寄せ動かず、寅子も少し待ってほしいと言いますが男は「早くどかないか!!」と大声で怒鳴ります。怖い!!ただでさえ訳が分からないのにそんな大声で怒鳴らないで!
誰か助けてあげて!女子供だと思ってバカにしてるのかも!
ゆ、優三さん!!お兄ちゃんより頼りになる!!
優三さんはこの家の書生だと名乗り、令状が出ている以上は拒むことはできないと寅子を諭します。
男は鼻で笑い靴を履いたまま家の中に入ろうとします。
あ!!と言い男の腕をつかむ優三さん、なんだ?と突っかかる男に毅然と「靴だけはお脱ぎ頂きたい、どの部屋でもすべてご案内しますので」と丁寧にお願いする優三さん、めっちゃカッコイイじゃないですか!こういう時、咄嗟に出る男っぷりはキュンとする~
男は少しイラつきながら靴を脱ぎ玄関に叩きつけるように置いて家の中に入っていきました。
優三さんがいてくれて本当に良かった!
土足で家の中に入られることだけは我慢できなかった優三さん、必死に男を食い止めて靴を脱ぐように丁寧に頼みます。きっとすごく怖かっただろうに、でもこの家を今守るのは自分しかいないと考えた優三さんは素敵でした。
「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(20)ネタバレあらすじ~悔しがるのは後回し~
男たちは家の中を見て引き出しの中や写真立て、額の内側などあらゆるところから何か証拠となるものを探し回っています。
台所で手帳に何か書いているはるに花江が尋ねます。
夜遅く男たちは帰っていきました。
悔しさに涙する寅子に優三は「悔しがるのは後まわしだ」と言いこれから大変な事があっても僕らが法を学んでいることを最大限生かしていこうと言う…つもり…だったけど、急に優三さんのお腹がピンチに。
ヤバイ!優三さん緊張しすぎるとお腹下すんだった!
だから司法試験もうまくいかなかったんだよね~
めちゃめちゃ緊張して必死に対応して、男らが帰って安心したのかもしれないですよね。よく頑張ったよね、優三さん!立派です!!
猪爪家を守るのは自分しかいないと思って必死に対応した優三さん。
司法試験に合格するまで昼は直言の銀行で働き夜は夜学で勉強していますが、寅子の家で面倒をみてもらっている事への恩義を人一倍感じています。
優秀な寅子に少し引け目を感じながらも寅子の事をいつも助けてくれる優三さん。
今回の件でますます優三さんの事を頼もしく感じたと思います。
「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(20)ネタバレあらすじ~家族が逮捕される~
優三さんによると数日前に理事が連行されて銀行内は騒然としていたと言います。
そして今日、直言が贈賄の容疑で逮捕されてしまいました。
優三は予審が終わるまでに弁護士を雇わなくてはならないと言います。
予審とは本格的な裁判が始まる前に行う審判のことで予審判事のみが取り調べを行うのだそう
今はもう廃止になった制度じゃなかったっけ?
弁護士は何にもできないの?
予審がどんな風にすすめられてどんな結果になるのか誰にもわかりません。なんて恐ろしい話でしょうか。
初めて身内が巻き込まれた事件、当事者になって初めて知ることばかりです。寅子の家の周りには新聞記者が何人もいて、家族は家から一歩も出ることができません。
直言は高井理事らと共謀して賄賂を贈ったとして事件のカギを握る重要人物だと新聞はこの事件を大きく取り上げています。今なら毎日ワイドショーで特集されるような感じなのかなぁ
寅子や優三が法律を勉強しているとはいえ、実際家族が裁判を受けるとなったらどうなっていくのかはなかなか想像できないと思います。
寅子は裁判を受ける側の気持ちや感情を身をもって体験することになってしまいました。
「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(20)ネタバレあらすじ~友人の身に起きた事件~
連日新聞は「共亜事件」をトップ記事にしています。
梅子は夫に寅子の父の弁護をしてもらえないかと頼みます。
官僚や大臣を逮捕するということは検察が有罪にできる自信があるということ。負けが確定している奴を弁護するなんてと息子の徹太も取りあってもくれません。梅子の頼みなど誰も真剣に考えてくれません。
新聞を読み心を痛める学友たちもいれば、明律の恥だ、早く学校を辞めればいいのにと噂する人もいます。
直言って帝大卒でシンガポール支店、ニューヨーク支店でも勤務してたんだ!スゴイ、超エリートじゃん!!
新聞記事をスクラップする寅子、どんな気持ちで記事を読んでいたのでしょうか。
記事を読んだ人たちは直言の事をどんな人だと思っているのでしょうか。
穂高先生は授業の終わりに話を始めます。
花岡悟(岩田剛典)は穂高先生の後を追いかけます。
どうした?花岡悟(岩田剛典)は何をしようと思ったんだ?
寅子の事をずっと考えていたのかな
「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(20)ネタバレあらすじ~グッときた名シーン~
今回は優三さんの台詞です。
猪爪家に捜査令状を持って乗り込んできた男たち。
土足で家に上がろうとしますが優三はすかさず引き留めます。
「靴だけはお脱ぎ頂きたい、どの部屋でもすべてご案内しますので」
毅然とした態度ではっきりと靴を脱ぐように話す優三さん。
いやーしびれますね!物腰が柔らかい普段の優三さんからは想像できない様な口調でした。
はっきりと端的に断言する優三さんはなんて頼りがいがあるんだと感心しました。
ま、男たちが帰ったあと緊張しすぎてお腹を下しちゃうところが優三さんらしくてステキなんですけどね。今回の件で優三さんファンが急増したのは間違いないですね!
「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(20)ネタバレあらすじ~知識と教養:書生について~
今回は書生について調べてみました。
本来、書生という意味は勉学をする余裕のあるものという意味だったのですが、日本では明治・大正期に他人の家に住み込みで雑用などを任される学生の事を指します。
当時、地方から学生が上京しても単身者に適した住居はあまりありませんでした。
そこで家賃などを払い他人の家に下宿し家事や雑務を手伝いながら勉強や下積みを行う人を書生と呼ぶようになっていきました。
また生活費に困窮する学生を資産家が手助けしてあげ、代わりに簡単な家の手伝いを書生にさせることがある種のステータスとなっていました。
寅子の家は裕福な家庭であり、書生を置く余裕があったのでしょう。
優三さんは書生とはいいながらも直言と同じ銀行で働いていることもあってか、家族同様に大事にされており優三もその恩をいろんな形で返したいと考えているようです。
「虎に翼」第4週「屈み女に反り男?」(20)ネタバレあらすじ~次回予想~
直言が逮捕されて以来、寅子は学校へ行けていません。
裁判の為の弁護士もまだ見つかっていません。
いつもは気丈な母はるも元気がなく、猪爪家は暗い雰囲気が立ち込めています。
台所にいた寅子はドスっという物音と人のうめくような声に気づきました。扉を開けたのはなんと花岡悟(岩田剛典)!隣の人に頼んで入れてもらったと言うのです。
塀から落ちてしまったと笑う花岡悟(岩田剛典)。なんと穂高先生も一緒に猪爪家に侵入してきたのです。
新聞記者に気づかれないようにやってきた花岡悟(岩田剛典)と穂高先生。2人の目的は一体何だったのでしょうか。
この記事を書いたライターです。
子どもの頃からのテレビっ子。翌日学校でドラマの話をするのが大好きでした。
今も変わらずその延長線で好きを形に残したいとライター活動を始めました。
あったかいほうじ茶を飲みながら、のんびりと好きなことを書いていこうと思います。
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