はるさんが旅立ってしまいました。
道男(和田庵)にも想いを伝え、猪爪はる(石田ゆり子)さんは悔いのない人生だったと言います。
親を失った佐田 寅子(伊藤 沙莉)と佐田 寅子(伊藤 沙莉)はこの先の猪爪家を背負っていく立場になりました。
「家に女房なきは火のない炉のごとし」、大事なものが欠けていて寂しい猪爪家です。
第60話はるの死と道男の本当の気持ち~前回までのあらすじ~
猪爪家を飛び出していった道男(和田庵)、一体どこにいるのかわかりません。
預かると言いだしたのは自分だと責任を感じている猪爪はる(石田ゆり子)さん。
実は道男(和田庵)という名前は直道が生まれた時に名前の候補に挙がっていたものでした。
勝手に息子を重ね面倒をみていたと言いながらも猪爪はる(石田ゆり子)さんは心労がたたって倒れてしまいました。
猪爪はる(石田ゆり子)さんの容態は芳しくなく、唯一悔いが残るのは道男(和田庵)の事だけ。。
佐田 寅子(伊藤 沙莉)は山田 よね(土居 志央梨)さんのところに行き道男(和田庵)を探します。
第60話はるの死と道男の本当の気持ち~猪爪家の人になりたい~
猪爪はる(石田ゆり子)さんの葬儀が終わりました。
道男(和田庵)は猪爪花江(森田望智)に「ごめん」と謝ります。
ずっと謝らなくちゃと思っていたのに言えなくてごめんなさい。俺、バカみたいだけど
猪爪家の人になりたいって思っちゃった。だから花江ちゃんの大事な人の代わりになれたらって、
でも俺がなりたいのは直人や直晴、優未なんだよ、ごめん
そうか、道男だってまだ子供だもんね、母親が欲しかったんだよね
みんなに向かって頭を下げ立ち去ろうとする道男(和田庵)に佐田寅子(伊藤沙莉)が声をかけます。
「産んであげることはできないけど、おおむね同じようなもんよ」
そうよね~と笑う猪爪花江(森田望智)はこれから先はもっとそうなっていく、それじゃぁダメかなと道男(和田庵)に聞きます。
首を横に振る道男(和田庵)、直明が「ご飯にしよう!」と声をかけます。
NHK好き主婦(鈴村春子)
そっか、道男もずっと猪爪家にいたいって思っちゃったんだ
直明は子どもたちでご飯を作ろうと言い、直人も「道男も行くぞ」と声をかけます。
NHK好き主婦(三村和子)
佐田 寅子(伊藤 沙莉)と猪爪花江(森田望智)は骨になった猪爪はる(石田ゆり子)を見つめます。
猪爪はる(石田ゆり子)さんもきっとこの光景をほほえみながらみていることでしょう。
第60話はるの死と道男の本当の気持ち~いついなくなるか~
道男(和田庵)の非行の処分のため調査が始まりました。
佐田 寅子(伊藤 沙莉)と一緒に上野に行く道男、子どもたちは道男お兄ちゃんだと嬉しそうに道男の周りに集まります。
佐田 寅子(伊藤 沙莉)は山田 よね(土居 志央梨)さんのところに行き、自分は道男(和田庵)を引き取るべきなのか相談します。
そっか、はるさんの意志を継ぐならって考えちゃうよね
所詮他人だ、お前が引き取るのは無理がある
梅本
寅子はよねさんに話します。「私たち現実はこうだって諦めてきたこと沢山あったじゃない、生ぬるい理想でも今一番いい方法を考えたい、よねさんとならいい考えが浮かぶ気がして。。。」しかしよねさんは「手を貸せることは何もない」と言います。
山田 よね(土居 志央梨)さんは寅子の顔を見ないようにして気持ちを吐き出します。
「いついなくなるかわからん奴の言葉は届かない!」固く心を閉ざしたままのよねさんにそう言われてしまうと寅子には何も言い返すことはできません。
うなずきながら「そうよね、もう一度自分でできること考えてみる」と佐田 寅子(伊藤 沙莉)は事務所を後にしました。
部屋で2人のやりとりを聞いていた轟太一(戸塚純貴)は「いまやっとお前の気持ちを理解した」と言い、佐田が去ったとき心の底から傷ついた、だから怖いんだな またかかわるのがと言いながら俺の前でカッコつけるなと話します。
ま、生きてりゃまた道が離れることもまた交わることもあるさ
轟太一(戸塚純貴)は山田 よね(土居 志央梨)さんの良き理解者ですね。
第60話はるの死と道男の本当の気持ち~笹山さんとの再会~
道男(和田庵)の審判の決定を受ける日が来ました。
佐田 寅子(伊藤 沙莉)は道男に何もできてないと謝ります。
道男(和田庵)は「お天道様はちゃんと見てる、ばあちゃん言ってた、だからしょぼくれんな」と佐田寅子(伊藤 沙莉)を励まします。
NHK好き男性(田中正吉)
道男(和田庵)に励まされた佐田 寅子(伊藤 沙莉)の耳に「家庭裁判所の事件は傍聴できないの?」と言う声が聞こえます。
NHK好き主婦(三村和子)
NHK好き主婦(笹木たえ)
NHK好き男性(藤村茂)
笹山さんは道男(和田庵)に住み込みで働いてくれないかと言ってくれました。
二つ返事で「行きます」と言う道男(和田庵)、みんな嬉しそうです。
梅本
オレ、本物の寿司食ったことないから、一人前になったらみんなに寿司驕ると話す道男、笹山さんの元で修行して立派な職人になれるといいね。
道男(和田庵)の審判の結果は不処分、自分で立ち直ることができると認められました。
愛が理想を超えて奇跡を起こしたと多岐川はご満悦です。
戦災孤児の問題は簡単には終わりません。
轟太一(戸塚純貴)は子どもたちを連れて家庭裁判所に来たり、山田 よね(土居 志央梨)さんは子どもたちに事務所で食事を与えたり、多くの子どもたちが変わらない日々を過ごしています。
道男(和田庵)のように生きていく事の出来る子どもはほんの一握りです。
第60話はるの死と道男の本当の気持ち~私のおかあさんでよかった~
猪爪はる(石田ゆり子)さんの日記を燃やしながら猪爪花江(森田望智)と佐田 寅子(伊藤 沙莉)は話します。
おかあさん、なにか悟っていたのかな。自分がいなくなったあとのこと書いといてくれるなんて。
猪爪はる(石田ゆり子)さんは10年間の家計の予算を立てていました。
子どもらの将来の為に貯蓄をと書き、佐田 寅子(伊藤 沙莉)ならこのあたりまでいけるはずと年収や賞与の金額まで計算されていました。
梅本
「随分期待されちゃって、自慢の娘ね」花江の言葉に涙ぐむ寅子。はるさんは今まで何も言わなかったけど寅子に大きな期待をかけていたのですね。その気持ちがありがたくもあり、具体的な数字になるとプレッシャーも感じてしまうのです。
「そんなことない、迷惑と心配ばかりかけた。。」猪爪はる(石田ゆり子)さんとのいろんな場面が佐田 寅子(伊藤 沙莉)の脳裏に浮かびます。
どんな時も一番に私のことを考えてくれたおかあさん。
わたしのお母さんがお母さんで良かった
猪爪花江(森田望智)は優しく佐田 寅子(伊藤 沙莉)の肩を抱きしめます。
沢山の愛情に猪爪花江(森田望智)も佐田 寅子(伊藤 沙莉)と同じように涙をこぼします。
猪爪はる(石田ゆり子)さんへの感謝の涙です。
こうやって猪爪はる(石田ゆり子)さんの事を話して泣く時間も大切です。
第60話はるの死と道男の本当の気持ち~グッときた名シーン~
事務所を訪れた佐田 寅子(伊藤 沙莉)と山田 よね(土居 志央梨)さんのシーンを振り返ります。
カフェ-燈台は佐田 寅子(伊藤 沙莉)が弁護士を諦め、法曹界から逃げ出した場所。
あの日の無力感、絶望。
苦しむ佐田 寅子(伊藤 沙莉)を支えたい気持ちはあっても立場は弁護士ではない山田 よね(土居 志央梨)さん。
結局は佐田 寅子(伊藤 沙莉)1人では手に負えない状況となり男性社会に屈するような形で夢を諦めざるを得なかった寅子。
山田 よね(土居 志央梨)さんにとってこの場所で佐田 寅子(伊藤 沙莉)を迎え入れることはできないのです。
そして佐田 寅子(伊藤 沙莉)と山田 よね(土居 志央梨)さんの細かないきさつは轟太一(戸塚純貴)の知らない部分がたくさんあり、轟の想像や推測で互いの感情を理解していました。
轟太一(戸塚純貴)の花岡悟(岩田剛典)への気持ちは山田 よね(土居 志央梨)さんが佐田 寅子(伊藤 沙莉)に対して持つ感情と似た部分があるように感じます。
山田 よね(土居 志央梨)さんはそれを「惚れている」と表現しましたが、きっとよねさんも佐田 寅子(伊藤 沙莉)の事を人間として好きなのでしょう。
自分とは違う生き方でも一生懸命もがいている佐田 寅子(伊藤 沙莉)を羨んだり嫉妬しながらも寅子の夢を実現してほしい気持ちは誰よりも強く持っている。
轟太一(戸塚純貴)は山田 よね(土居 志央梨)さんに「私の前ではカッコつけるな」と言われ、自分でもよくわからない感情を言葉にすることで整理できました。
同じ言葉を山田 よね(土居 志央梨)さんに返し、「俺の前ではカッコつけるな」と言い頭の中の感情をもっと口にしていいんだと伝えます。
もともと似たタイプの2人なので小競り合いが起きたり衝突することもあった轟太一(戸塚純貴)と山田 よね(土居 志央梨)さん。
頑なな山田 よね(土居 志央梨)さんの心が轟太一(戸塚純貴)のふんわりした優しさで少し和らいで、よねさんが生きやすくなるといいなあと思います。
第60話はるの死と道男の本当の気持ち~次回予想~
「泣くんじゃありません、シャンとなさい」と厳しく言う女性。
布団には誰かが横たわっており、その周りには3人の男性がいます。
そしてもう一人。。。竹原梅子(平岩紙)さんです!
と言うことは3人の子どもたちに姑、で亡くなられたのは大庭徹男さん?
竹原梅子(平岩紙)さんの事は何もわかりませんでした。
いったいどうなっているのでしょうか。
この記事を書いたライターです。
子どもの頃からのテレビっ子。翌日学校でドラマの話をするのが大好きでした。
今も変わらずその延長線で好きを形に残したいとライター活動を始めました。
あったかいほうじ茶を飲みながら、のんびりと好きなことを書いていこうと思います。
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