ユーミンストーリーズ 冬の終わりのあらすじ!松任谷由実1話あらすじ!名シーンや口コミやレビューも!

松任谷由実さんの楽曲からインスピレーションを受けた3つの短編小説オムニバスドラマとなりました。

第2週は「冬の終わり

ユーミンの曲を思い出しながら、登場人物やあらすじ、ネタバレについてご紹介していきます。

松任谷由実ユーミンストーリーズ「冬の終わり」

ユーミンストーリーズの第2週目はを柚木麻子さんが書いた小説「冬の終わり」を元に、脚本:ねじめ彩木さん、演出:箱田優子さんでドラマ化となりました。

第2話「冬の終わり」の登場人物について説明します。

藤田朋己 演:麻生久美子 フードコート「コンタちゃん」で働くパート
仙川真帆 演:篠原ゆき子 東京で働いていたが父親の介護で実家に帰り”コンタちゃん”のパートとして働く
みつき 演:伊東蒼 高校になじめず中退しスーパーの鮮魚売り場で働くパート
前田 演:クリスタル・ケイ パートタイマーたちの信頼があつい正社員。生鮮売り場を担当。
定岡正子 演:浅田美代子 スーパーの鮮魚売り場を担当するパート10年目のベテラン。みつきと仲が良い。
藤田良夫 演:足立智充 朋己の夫
西岡 演:成嶋瞳子 コンタちゃんで働くパート

引用:https://www.nhk.jp/p/ts/GJMV8PWM6R/

スーパーマーケットのフードコート”コンタちゃん”で働く藤田朋己。

ユーミンの「冬の終わり」がきっかけとなって朋己が行動を起こし、小さな気づきからささいな変化が人々の中で動き出す物語。

ここではユーミンストーリーズ「冬の終わり」第1話のあらすじと個人的感想をシェアしていきたいと思います。

ネタバレや主観を含みますのでご理解いただけるとうれしいです

松任谷由実「冬の終わり」1話あらすじ~2023年11月7日~

2023年11月7日、お客様リクエスト窓口に電話をする女性がいました。

名前は藤田朋己、リクエスト曲はユーミンの『冬の終わり』です。

電話口の女性はゆっくりと「松任谷由実の『冬の終わり」でよろしかったですか」と話し、空いているチャンネルにご案内しますと告げ、電話を終えようとします。

朋己は慌てて「どのチャンネルで流れるとか何時ごろ流れるとかわかりますか」と尋ね「14時から16時の間じゃないと意味がない」と言います。

ですがオぺレーターの女性は「申し訳ございません」と謝るばかりです。

スーパーのバックヤードは薄暗く、朋己の心情を表しているようです

朋己は「やっとつながった、良かった」と言い「度々申し訳ありません」とリクエスト窓口の女性に話していました。

おそらく今日も仕事に入る前に何度も電話をしていたのでしょう。

そしてリクエストする曲はユーミンの『冬の終わり

朋己はスーパーで流れる有線の曲をリクエストしているのかな

朋己はなぜか必死にお願いしているし、その曲が流れる時間やチャンネルを知りたがっています。

14時から16時の間じゃないと意味がない」というのは何か理由があるのでしょうか。

松任谷由実「冬の終わり」1話あらすじ~朋己の生活~

コンタちゃんで働く藤田朋己には夫と5歳の子どもがいます。

朋己が忙しそうに息子のマリオの世話をしているのに夫はスマホ片手に「コーヒーある?」と呑気に聞いてきます。

朋己が「マリオ、言葉もちょっと遅い気がする。検査に行こうと思う」と話しかけても「頑張って」と言うだけです。

病院では「個性だと思いますよ、今は全身で感情を伝えています。言葉が追いつくまで待ってあげてください」と言います。

マリオは頭からすっぽりとブランケットを被ったまま、無反応です。

これは拒否ってことかな

子育てに少し悩みを抱えながらも夫はあまり親身になってくれそうもないし、病院では個性だと言われてしまう朋己。

すぐにうまくいくとは思っていないけれども、何かしらの働きかけで子育ての悩みが軽くなればと思ったのに、現実はワンオペでモヤモヤとした気持ちは何も解消しません。

慌ただしく仕事と子育てで朋己の一日は終わっていきます。

明日も今日と変わらないのかもしれない。

朋己の心を考えると少し辛くなります。

こういう女性、意外と大勢いるのかも

松任谷由実「冬の終わり」1話あらすじ~仙川さん~

フードコート”コンタちゃん”で働く西岡さんは朋己に新しく入った仙川さんの事を、東京で働いていたけど、父親の介護で戻ってきたと教えてくれました。

仙川さんは小さい頃ピアノの帰りに母親とこの店に来ていたそうです。

そんなの絶対にいい人に決まってるじゃないですか」と言い切る西岡さん

朋己は仙川さんと1か月近く働いていても彼女と話をすることができません。

西岡さんは「仲良くしてあげてくださいね、彼女いま辛い時期だから」と言い休憩に入りました。

14時からは朋己と仙川さんの二人で仕事をします。

朋己は話題を作ろうとして「片岡愛之助に似てるって言われませんか?」と話しかけますが、仙川さんは黙ったままずっと前をみつめて立っています。

ロッカールームの鏡で笑顔の練習をした仙川さんは、仕事の開始5分前に朋己と挨拶をかわした後まっすぐ外を見つめています

立ち振る舞いから真面目な様子がうかがえるのですが、人づきあいが苦手なのか壁を作っているように感じる仙川さん。

まるで診察室でブランケットをすっぽり被っっていたマリオのように、仙川さんも全身で感情を伝えているのでしょうか。

仙川さんが一点を見つめるようにずっと外を見ているのは何か理由があるのでしょうか

父親の介護をしているため、仙川さんはいろいろと悩みを抱えているのでしょうか。

松任谷由実「冬の終わり」1話あらすじ~その時ハートは…~

今日も朋己は仙川さんと何も話せずにいます。

店内にはユーミンの『冬の終わり』が流れています。

いたたまれなくなった朋己は「客席掃除に行ってきます」と言うと、仙川さんが突然「この曲いいですよね」と言い出します。

この曲、内田有紀と一色紗英のドラマのエンディングだったの知ってます?

思わぬ仙川さんの発言に「ああ~」とうなずくことしかできない朋己

仙川さんは「だれにでもあるような小さなしくじりみたいなものをユーミンに歌ってもらえると救われるんですよ」と話し、「このドラマ動画配信サイトで見れるんです、知ってました?」と続けます。

朋己は話の腰を折らないように、何度もうなずきます

仙川さんの「その時、ハートは…」に続けようと朋己はタイトル「火をつけた」と言うのですが、仙川さんが口にしたのは「盗まれた」でした。

なんとも言えない緊張感が朋己の心に広がります。

間違えてしまった事がいたたまれないのか、朋己はテーブルを何度も拭いて時間を過ごします。

仙川さんは何事もなかったかのようにまっすぐ外を見つめています。

仙川さんから話しかけられるなんて想像していなかった朋己の動揺っぷりにハラハラします。

一緒に仕事する相手との関係ってなかなか難しいですよね。

プライベートな部分をどこまで話していいのか、聞いても大丈夫なのか悩みます。

仙川さんは話しかけてくるタイプではないので朋己は自分からきっかけを作ろうと思っていますがうまくいかない日々が続いていました。

そこに突然仙川さんが話しかけてきた!!

これは上手に話を続けなくては!!

朋己はこのきっかけを逃すまいと必死にうなずき、話に興味を持っていると身体全体で表しています。

しかし大事なドラマタイトルが違っていました。。。

ドラマの事知らなかったのでしょうね、必死に考えて口にしたのに残念

そのあとのいたたまれない空気。。。辛すぎる。。

テーブルをずっと拭き続ける朋己の背中が痛々しい

仙川さんからもらった会話のきっかけを朋己はこの先どうするのでしょうか。

眠れない夜、朋己は電話をかけ「冬の終わり」をリクエストします。

どこかで仙川さんが聞いてくれたらと願いながらン眠れない夜を過ごします。

 

松任谷由実「冬の終わり」1話あらすじ~グッときた名シーン~

朋己がスーパーに出勤したシーンが印象的でした。

「急げばなんとか~なるはやですね~」と電話で話す朋己は、自転車をこぎながら「おはようございます」「なるはやですね~」を声のトーンや抑揚を微妙に変えながら1人で喋っています。

最初にドラマを見た時は「んっ?」とちょっとよくわからない感じでした。

ですが何度か見返すうちに、もしかしたら朋己は自分の言葉を他人はどう受け取るんだろうかとすごく考えてしまう人なんじゃないかと思ったのです。

電話の主が話した言葉を繰り返し話し、相手の要望にできるだけ答えようとした朋己は、自分が発した言葉の言い方はどんな感じだったのか思い出そうと何度も繰り返しては探っていたように思いました。

マリオを保育園に連れていき、急いでスーパーに向かう朋己。

みんなが話している噂話が離れたところにいる朋己の耳にも入ってきます。

辞めるらしいよ、西岡さん。ダブル不倫、ここの出入りの農家のご主人と

西岡さんは朋己と”コンタちゃん”で一緒に働く仲間です。

噂話に花が咲く人たちに背を向け距離を置く朋己不快感をあらわにロッカーを閉めるみつき。

特に女性の多い職場ではよくある風景です。

私も何も言えない朋己のようなタイプなので、モヤモヤする気持ちがよくわかります。

働く理由は人それぞれでしょうが、働く環境が良くないとそこで過ごす時間は長く苦しく感じるでしょう。

上手くコミュニケーションが作れない仙川さんが噂の対象にならないといいのだけれど。。

家庭でも職場でもモヤモヤとした気持ちを抱える朋己はどうしたらいいのでしょうか。

耐える事や逃げる事以外になにかできることはあるのでしょうか。

松任谷由実「冬の終わり」1話あらすじ~知識や教養~

ここではドラマのテーマ、松任谷由実さんの「冬の終わり」について調べたことをシェアしていきます。

「冬の終わり」は1992年発売の24枚目のアルバム『TEARS AND REASONS』の7曲目に収録されています。

学生生活を送っていた少女のうまくいかなくなった友達との関係を素直に表現した歌詞と美しいメロディーが印象的な楽曲です。

aikoさんが紅白でユーミンの好きな歌として「冬の終わり」を挙げていたことで、若い世代の人にも知られるようになりました。

頑張るあなたが憎らしかったの 置いてきぼりにされるみたいで傷つけた 迷ってた 同じだけ寂しかった

口を聞かなくなってしまったきっかけはきっと些細な事、もしかしたら理由もわからないほどの内容かもしれません。

謝りたい、もう一度話したいと思いながらもきっかけを作れずに卒業してしまった。

人の気持ちはめんどくさくて複雑で、自分でわかっているのに何もできないまま過ぎていることがあります。

そんな自分の気持ちを歌ってくれるユーミンの声は、少しだけ後悔の気持ちを浄化してもらえるような気がします。

ドラマの中で仙川さんが朋己に話したようにフジテレビ系列のドラマ『その時、ハートは盗まれた』のエンディングテーマでした。

ドラマは高校生役の内田有紀さんと一色紗英さんのラブストーリー。

高校1年生の自由奔放なサキ(演:内田有紀)が純情なヒロコ(演:一色紗英)にキスをしたことから始まるドラマで、先輩役として木村拓哉さんも出演していました。

脚本は北川悦吏子さんで内田有紀さんのドラマデビュー作なんだよね

今となってはドラマ内容はなかなか衝撃的かも

ドラマをきっかけに改めてユーミンの「冬の終わり」を聞いてみたくなりました。

仙川さんみたいにカラオケで歌ってみようかな

松任谷由実「冬の終わり」1話あらすじ~次回最終回予想~

スーパーで流れるBGMがきっかけで仙川さんから話しかけられた朋己は、有線放送に電話をして「冬の終わり」をリクエストします。

上手くいかない子育て、子育てに興味が薄い夫、他人の噂話に盛り上がる職場、不倫がきっかけで退職する職場仲間

何をどうしたらいいのかわからないままの朋己のモヤモヤした環境を何か変えることはできるのでしょうか。

朋己がリクエストする「冬の終わり」を仙川さんはどこかで耳にすることがあるのでしょうか。

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