青春のリグレット ドラマ あらすじ!松任谷由実ネタバレ1話あらすじ!名シーンや口コミやレビューも!

 

毎週月曜~木曜の夜10時45分から始まるNHKの「夜ドラ」をご存知でしょうか?

 

毎朝放送している連続テレビ小説「朝ドラ」の夜版みたいな感じかなぁ

2024年3月の夜ドラは「ユーミンストーリーズ」

松任谷由実さんの楽曲からインスピレーションを受けた3つの短編小説オムニバスドラマとなりました。

第1週は「青春のリグレット」

ユーミンの曲を思い出しながら、登場人物やあらすじ、ネタバレについてご紹介していきます。

松任谷由実「ユーミンストーリーズ」について

「ユーミンストーリーズ」は松任谷由実の名曲を題材に3人の小説家が作り上げた3つのオムニバスドラマです。

第1話「青春のリグレット」  
原作 綿矢りさ
脚本 岨手由貴子
演出 菊地健雄
出演者 夏帆、金子大地、片桐はいり、中島歩
第2話「冬の終わり」  
原作 柚木麻子
脚本 ねじめ彩木
演出 箱田優子
出演者 麻生久美子、篠原ゆき子、伊東蒼、クリスタル・ケイ、浅田美代子
第3話「春よ、来い」  
原作 川上弘美
脚本 澤井香織
演出 奥山大史
出演者 宮崎あおい、池松壮亮、白鳥玉季、小野花梨、岡山天音、田中哲司
https://www.nhk.jp/p/ts/GJMV8PWM6R/

第1話「青春のリグレット」登場人物について説明します

菓子(かこ) 演:夏帆 そつなく人生を歩み、狙いを定めた浩介と結婚したが
いつも虚しさを感じている。
浩介(こうすけ) 演:中島歩 菓子の友達を通じて知り合う。
結婚して4年後に浮気が発覚する
陸(りく) 演:金子大地 菓子の元カレ。菓子と旅行に行きその後別れる。
店員 演:片桐はいり 旅行先にあるしらかばヒュッテの店員。
ヒカル 演:青木柚 旅行先で出会った学生
引用元:https://www.nhk.jp/p/ts/GJMV8PWM6R/

菓子と浩介は結婚4年目

浩介が浮気をしていることを知った菓子は、夫の気持ちを取り戻すために旅行に誘います。

菓子が誘った旅行先は学生時代の元カレ・陸と行った旅行と同じ場所でした

ここからはユーミンストーリーズ「青春のリグレット」第1話のあらすじと個人的感想をシェアしていきたいと思います。

ネタバレや主観を含みますのでご理解いただけるとうれしいです。

松任谷由実「青春のリグレット」ネタバレ1話あらすじ~ずっと、むなしかった~

幼い頃から相手が欲しがるものを見抜いて、そつなく振舞うことができる菓子。

笑顔の裏に本音を隠し自分の思い通りの展開に持っていく恋愛を繰り返していました。

ゲームのように恋愛をし、相手を夢中にさせて自分のものにするというミッションをクリアすることを楽しむような日々でしたが、菓子も20代後半。

まわりが結婚しだしたことに焦り始めた時、出会ったのが浩介でした。

浩介に一目ぼれした菓子は、浩介を手に入れるために策を練ります。

服やメイクを浩介の好みに変えたり浩介の友達や両親とも仲良くなり、プロポーズの言葉も引き出して菓子は思惑通り、浩介を手に入れることができました。

相手が求める人を演じ相手の懐に入り込む事が難なくできる人っていますよね。菓子もそういう事が自然にできる人なんですね。

菓子自身が好きになるのではなく、恋愛対象が何を求めているのか瞬時に悟り、相手を夢中にさせることで自分が傷つかなくてすむ術を身につけていたのですね。

恋愛経験の少ない浩介を落とす事は菓子にとってそれほど難しいミッションではなかったと思いますが、浩介の本当の気持ちに菓子が気づくのが遅かったように思います。

自分自身が恋愛に本気になれないことが菓子の心のむなしさなのでしょうか。

松任谷由実「青春のリグレット」ネタバレ1話あらすじ~浩介の愛情を感じられない~

浩介と結婚することができたのですが、イマイチ浩介からの愛情を感じることができすにいた菓子でした。

菓子は朝ごはんにキレイに焼けた目玉焼きを浩介に渡し、卵の黄身が崩れた方の目玉焼きを自分が食べる方にします。

ですがせっかくキレイにできた目玉焼きを浩介はパソコンの画面を見ながら黄身の部分をぐちゃぐちゃに崩して食べます。

そのうち愛情も生まれてくるだろうと思っていたのですが、浩介の携帯に会社の女の子とメールのやりとりを見つけてしまったのです。

浩介の浮気を知った菓子は”騒がずに夫婦仲を深める”作戦を考え、週末浩介と旅行に行くことにしました。

菓子が考えている旅行の目的に浩介は気づいている様子はありません。

楽しそうに見える2人の会話も浩介が菓子に同調することはありません

どちらかというと菓子が浩介にあわせているように感じます

浩介は目玉焼きの黄身をぐちゃぐちゃに崩してから食べます。

それを見ている菓子は何も言いません。

食べる前に箸でぐちゃぐちゃにされるのなら、最初から崩れた目玉焼きを浩介の方にしてもいいのに。

そういう事ってよくあるなと思って見ていました。

何気ない自分の無意識な行動を相手はどう思っているのか。

きっと崩れた黄身の目玉焼きを出されても気づかないでしょう。

松任谷由実「青春のリグレット」ネタバレ1話あらすじ~こういうとこ、来たことあるの?~

コテージに着いた菓子と浩介ですが、浩介はいきなり「うわ、なんかカビ臭くない?」と言います。

浩介は「普通に温泉とかにすればよかった」とつぶやきます。

部屋の外に出た菓子は景色をみながら、ふと昔の事を思い出します。

元カレ・陸は滝を見に行こうと誘いますが菓子はアウトレットの方が良かったと駄々をこねます。

不機嫌そうな菓子に陸が「ねえ、こういうとこ来たことある?」と言いました。

デッキにいる菓子に部屋の中から浩介が話しかけます。

こういうとこ来たことあるの?

陸と同じ言葉を浩介が話した時、菓子は何を思ったのでしょうか。

どうして元カレ陸と過ごした旅行先を選んだのでしょうか。

今回の旅行を計画したのは菓子でした。

同じ場所に行くには2つの理由が考えられます。

1つは楽しかった場所へ行き、同じように楽しい思い出を作りたいから。

もうひとつは、昔の嫌な思い出を塗りかえたいから。

菓子が旅行先を信州にした理由ははっきりとはわかりませんが、菓子が浩介の気持ちを自分に向けさせるために計画した旅行なので急遽行くことにしたのかもしれません。

旅先の風景に昔の恋人を思い出し懐かしい気持ちが蘇るのか、それとも思い出したくない感情が蘇るのでしょうか。

浩介が何気なく言った「こういうとこ、来たことあるの?」の言葉は菓子の心の中を読まれているようでドキッとしました。

松任谷由実「青春のリグレット」ネタバレ1話あらすじ~私、最低の人間だから~

買出しに行った先で大学生グループを見かけた菓子は元カレの陸との出会いを思い出します。

合コンで女友達に元彼との情事を暴露されえてしまった菓子。

心配した陸は「大丈夫?」と声をかけたのですが、「別に、私あの娘もともとキライだしと言い私平気で嘘ついて、まわりに合わせられるサイテーの人間だからと陸に打ち明けます。

コテージに戻った菓子は浩介に「これからふたりでもっといろんなとこに行こうよ」と言いますが、浩介は菓子を見ることなく軽く返事をします。

菓子はソファーの浩介の隣に座り、シャツのボタンを外しキスをしますが「やめろ」と浩介に突き飛ばされます。

「ごめん」と謝るものの浩介は静かに菓子にこう言います。

「俺たち離婚しない?」

突然浩介から告げられた「離婚」を菓子はどう受け止めるのでしょうか

おそらく浩介は今までも菓子に離婚の話を言いたかったのでしょう。

菓子に付き合って旅行にも来たけれど、浩介の気持ちは急激に冷めていったようです。

菓子は相手の気持ちを汲んで行動することで今までうまくやってこれたのに、結婚生活では菓子の思うようにはいかなかったのは何故なのでしょうか。

菓子にとって浩介との結婚は何だったのでしょう。愛情を注いだり注がれる実感のないまま過ごしてきた4年間は幸せだったのでしょうか。

松任谷由実「青春のリグレット」ネタバレ1話あらすじ~グッときた名シーン~

主人公の菓子が失恋した時「次は絶対に結婚できるような落ち着いた人と付き合うから」と友人に話すと、友人は小首をかしげながら「でも、菓子もめ事がないと飽きるじゃん」と言いました。

意外と友達の方が自分のことをわかっている事ってあるよね。

この言葉が主人公である菓子の本質なのかも

いままでなんとなく相手の欲するものがわかり、あらかじめ気に入られるように仕向けたりして難なく恋愛相手をものにしてきた菓子ですが、手に入れた後も何かしらスリルを欲しがることを友人は見抜いていました。

浩介と出会った時も結婚相手にふさわしいと狙って、恋愛経験の少ない浩介好みの大人しく可愛らしい服装で、カワイイ女の子を演じ友人や両親などの外堀から攻めていき結婚への道すじを作り上げていきました。

おそらく菓子にとって恋愛で一番楽しいのは相手が自分のことを好きになってくれるまでなのでしょう。

浩介を手に入れる事は菓子の思い描いた作戦通りに進みました。

結婚4年目の浩介の浮気も菓子の恋愛を盛り上げるための「もめ事」にすぎず、これを難なくこなしていけばお互いの気持ちが深まるはずだと考えているようです。

旅行に行き美味しいものを食べ、雰囲気の良い部屋で2人の時間を過ごせば夫婦関係は修復できると考えていた菓子に、浩介は「俺たち離婚しない?」と切り出します。

浩介は自分の浮気の事を話すのでしょうか。

菓子は浩介にどんな態度をとるのでしょう。

松任谷由実「青春のリグレット」ネタバレ1話あらすじ~知識や教養~

ここではドラマのテーマ、松任谷由実さんの「青春のリグレット」について調べたことをシェアしていきます。

「青春のリグレット」は松任谷由実さんの17枚目のアルバム『DA・DI・DA』に収録されている楽曲です。

明るくポップなイントロとうらはらにディープな歌詞がグサグサ胸を刺す作品です。

特にサビの「私を許さないで 憎んでも覚えてて」の歌詞が印象的です。

ドラマを観ている間、ずっとこの歌が頭の中で流れていました。

リグレットとは「後悔」

後悔には言ってしまった、やってしまったことへの後悔と同時に言えなかったことやできなかったことへの後悔があると思います。

あの時なんであんなこと言ってしまったんだろうとか、なんでできなかったんだろうという感情はどれだけ真剣だったかに比例するのでしょう。

若い頃の純粋でまっすぐであるが故の苦い思い出や、傷つけてしまった過去

その記憶を風化させることなく覚えていてほしいというワガママ。

どんな感情でもいいからあなたの中に私というものを残していてほしい。

そしてあなたの中で私を生き続けさせてほしい

インパクトが強い表現ですが、それが人間の真髄なのかもしれないと思います。

松任谷由実「青春のリグレット」ネタバレ1話あらすじ~次回予想~

浩介との絆を深めるために来た旅行先で菓子は「離婚しない?」と言われてしまいました。

浩介が浮気していることは事実です。

 
浩介にとってはやっと本当の気持ちを口にすることができたんだよね
 
でも今言わなくてもいいのに。この後どうしたらいいの?

旅行先で離婚を切り出された菓子。

菓子は浩介に浮気の事を問い詰めるのか、それともやり直したいと譲歩するのでしょうか。

浩介は自分の浮気の事を菓子に話すのでしょうか。

浩介との旅行なのに菓子は陸との旅行の事ばかり思い出してしまいます

その記憶は今の菓子に何を気づかせてくれるのでしょうか。

若さゆえにワガママで自己中心的な恋愛、傷つけあうことで知る愛情。

陸との恋愛と浩介との恋愛、その時菓子が感じた想いを年月を経た今どのように受け止めるのでしょうか。

当時の苦くて切ない後悔の気持ちを菓子は思い出すのでしょうか。

菓子と浩介の結婚生活はどうなっていくのでしょうか

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